作曲のおしごとのお知らせ:参加させていただきました。

さて、今日から企画公開だそうなので、お知らせをば。

日野愛音さんとこのボイドラ企画「ガーネットシンドローム」に、主題歌作曲で参加しております。

うちの進捗状況は手書きのスケッチが描き上がって、順次Finaleで楽譜/音源に落としているところです。ハーモニーがけっこうややこしくなりそうなので、途中でもう一度スケッチに戻るかも。

レッスンorディレクションという話について。
うちの作品はなぜか(?)演奏でも歌でも難しいことに定評(?)があります。*1ピアノは「がんばってください♪」としか言いようがないのですが、歌でそれはさすがにまずいってことで、今回は少しでもハードル下げようと思ってまして。

なので、宅録収録前にピアノのある場所でいっしょに練習する機会を作りまして、譜読みやアンサンブルの勘所のお手伝いをさせていただきます。
もちろん近現代~末期ロマン系の譜読みに慣れてる方はそのままどうぞ^^

 場所の費用は私のほうで負担させていただきます。(皆さん自身の交通費だけは申し訳ないですがご負担ください)関東平野内ならこちらからお伺いしますし、東京都心部でOKなら交通費の予算をまわして回数増やしたりできるのでありがたいです^^
関東エリア外は別途ご相談させてください。うちが地方都市にお出かけするタイミングに合わせたり、他のフラグ回収ついでにお出かけを決めれば何とかなるかなーと思ってます。

*1:……が、なんで歌がここまで難しくなるんだろう?

R18本を買うための身分証明書を考える:2015年版

先日、こんなやりとりがありました。

 てわけで2015年~を想定したマイナンバー制度のもとで、改めてR18本を買うためにどんな身分証明が有効か、また無効かを議論しなおしてみます。私自身もマイナンバー制度が頭に入りきっていないところがあったので、再整理も兼ねて。

マイナンバー自体を民間利用するのは明確にNGです。ここでいう民間利用とは、例えば住所録の索引番号としてマイナンバーを使うことや、その他法的に正当な理由なく他人のマイナンバーを控えること。もし不正に民間利用した場合、最悪の場合は特定個人情報保護委員会から改善措置の命令を受けることになります。

つぎに、身分証明としてのマイナンバーまわりの話。
マイナンバーカード(個人番号カード)は民間セクターでも身分証明として使うことが想定されていて、民間利用OKでした。*1ただし、マイナンバーカードは官公庁で申請することによって受け取れるカードで、現行の住基カード+その他もろもろの機能を兼ね備えたものだそうです。なので、全員がマイナンバーカードを持っていることを想定した運用は(当面は)取りづらいところ。*2それにあわせて、住基カードはだんだんとフェードアウトしていくことになります。マイナンバーカードが発行開始になると同時に住基カードの発行が停止になる、という枠組みのようです。

マイナンバーの通知カードは身分証明書としての位置づけではなく、公的な身分証明には使えません。……なんですが、これを個人的な身分証明に使った場合にどうなるかは、昔ながらの議論通りで明らかではありません。*3

てわけで、大枠としては住基カードがフェードアウトして、そのかわりにマイナンバーカードが出てくる、といった構図になりそうです。マイナンバーカードは写真つき身分証明書なので、写真なしの住基カードよりも身分証明力は高いところ。
Softbank系は独自の判断で住基カードによる身分証明を受けていませんが*4、そういうのは独自判断ということであんまり気にしなくて良いのでは。

身分証明書として何を受け入れるかは、第一義的にはサークルの自由です。即売会全体が身分証明のために便宜を図っている*5としても、即売会へのサークル参加ルールに当該便宜の利用が強制されていなければ独自の身分証明書を受け入れることに支障はありません。

もう一段変わった運用として、「リアルで知っているので身分証明不要!」は通るかどうか。金融業界の本人確認ではこの方法は通せないことになっていますが、職場に対して社員がマイナンバーを提供*6する場合では「総務が社員を直接知っているので、マイナンバー提供にかかわるその社員の身分証明は不要」というアプローチが許されていることを参考として書き残しておきます。*7

*1:ただし身分証番号としてマイナンバーを控える行為はNGです。民間セクターでは、一般的には身分証番号を控えて身分証明を確認したエビデンスとすることが多いようなので、このあたり運用がどうなるかは今後も注視していきます。

*2:将来的には保険証との一体化が想定されているようなので、そうなればマイナンバーカードを持っていることを前提とした運用が可能になります。もちろん一時滞在の外国人や無保険者の問題などは残るのでマイナンバーカードを使わない道筋もケースバイケースで残すべきではありますが。

*3:構図としてはTASPOで年齢証明した場合と同様になります。TASPOで身分証明をしてはならない、という規定はTASPO保有者とTASPO発行元を拘束する契約ではありますが、TASPOと無関係な証明相手を縛る規定にはなり得ません。

*4:住基カードで身分証明する客の料金不払い率が有意に高く、企業防衛としてこういう措置をとっているそうです

*5:よくあるのは、スタッフが身分証確認→リストバンド用意、といった構図です

*6:給与等の運用で必要になりますし、法的に正当な提供です

*7:おそらく中小企業でないと成立しないでしょうが

匿名の影に隠れた攻撃、特に人権侵害的な攻撃を止めさせる力(改題:他人への攻撃を考える)

社会的制裁、って言葉があります。例えば犯罪を犯した人が解雇処分を受けたり、その他いろいろと不利益を受けること。
制裁の主体は不明*1だし、だいたいデュープロセスなんてモノはないし、そんなものの存在を想定していいのか?って疑問もありますが、だからといって制裁成立を否定するわけにもいかず、法的にもかなり困ったちゃんな話なんじゃないかな……と思ってます。

そんな今日、津田さんのメールマガジンで流れた文章。ちょっと長いですが引用します。以下引用は津田大介「メディアの現場」Vol. 178より。*2

●こちらが到着する直前に、辺野古移設に賛成するオスプレイファンクラブ( http://www.kanji.okinawa.usmc.mil/news/130724-osprey.html )が嫌がらせをしに来ていたそうだ。彼らの嫌がらせはまさに「写真」を撮影すること。ゲート前に車を停めてニコニコ笑いながら写真を撮影し、ゲートの中に入っても(上の記事であるように、米軍と交流をしている)中からゲートに向かって撮影し、その写真をブログなどに掲載する。
 ●彼らがやっているのは撮影してネットで拡散するだけではなく、ゲート前に参加している人のフルネームを割り出し、自宅や職場、それらの電話番号などを調べて、イタズラ電話や、職場に誹謗中傷の怪文書などを送るそうだ。
 ●そういう連中が来たばかりの直後にのこのこ見慣れない人間たちが来たから向こうも「また来たのか!」と熱くなったということだった。そりゃ、そういうことがあったら熱くもなるよね。しょうがない。
 ●国会前で活動しているSEALDsメンバーにも、フルネームや大学名晒していろいろな嫌がらせが絶えない。
 ●こういう「リアル」な社会にじわじわとダメージを与える卑怯な手法が共通しているのはなんなんだろうね(しかもそういうことやるのは全員顔も名前も出さない匿名だ)。
 ●ネット時代だからこそ生まれる、そういう新しい「人権侵害」に対抗するためには何ができるのか。多分自分にとってもそれは今後10年くらい考えるテーマになるだろう。いろいろ考えて、今回のゲート前の写真は結局ツイッターにはアップしなかった。今度ゲート前訪れたときにどうするかはまだ決めてない。

 そして、最近の深澤弁護士のツイート。*3

 こういう手法で相手に対する社会的制裁が成立するかというと、実際の所「制裁に乗った」時点である意味駄目なんですよね。たとえばこの手の怪文書を根拠に解雇処分下したら、解雇無効判決はさすがに免れないのでは。
とはいえ、一方で相手がフリーランスだったりすると普通に効果出てしまうこともあります。雇う側にとってリスクは少しでも減らしたいのは当たり前で、「こういう連中にロックオンされている人を雇う」こと自体がリスク。*4

で、黒子のバスケ事件を思い出してみましょう。あの事件では、脅迫状が「イベント会場周辺の店舗」にばらまかれました。そして、最初の脅迫のあたりで実際に硫化水素ガスを散布する事件もありました。*5イベント会場や主催者はイベントを開催することで利益を得ますが、その周辺の人たちって業種によってはイベント開催によって利益を得ることなく、リスクだけを背負う結果になるんですよね。そりゃイベント中止を求めるのは当たり前ってものです。

まさに津田さんの言う通りで、何ができるのか?と考える程度の話題なんですよね。それ以上の行動力のあるアクションを起こしにくい。
犯罪予告やその他業務妨害ではなく、むしろ業務改善のための提案ですらある。でも実際は改善提案の重みと使ってる武器があまりにミスマッチすぎる。

まずは、社会の一人一人がこういう「人権侵害」に乗らない、そういう立ち位置を明確にするしかないのかもしれません。

(以下2015/09/01追記)

よく考えたら、こういう怪文書とか攻撃って、ぶっちゃけ単なる名誉毀損なんですよね。相手が公職選挙にでも出てない限り、公益性の証明は難しいはず。「彼は周囲に被害をもたらす犯罪者なので社会から追放しましょう!」はアウトです。
なわけで、結局警察機能の強化が重要なのかな、と思い直してみました。

日本の警察には「民事不介入」という不文律がありますが*6、そもそも民事不介入の考え方自体がおかしいわけです。

被害者に落ち度があろうが、それは被害を受けるリスクを高めるかもしれないけれど、故意に行われた加害者の責任は決して軽減されない。*7なので、違法行為があったら警察はきちんと動いて摘発すべきものは摘発する、そのスタンスを明確にすべきなのでしょう。
道路交通法で明らかな通り、摘発される可能性がきわめて低い法は誰も本気では守りません。普通の空いてる道で制限速度を守って走っている車がどれだけいますか?そういうことです。誹謗中傷が取り締まられないのなら、誰だって名誉毀損や偽計業務妨害をNGとは思わない結果になります。

*1:だいたい自分を正義と同一視したい匿名、もしくは顕名の自称権力者ですよね。

*2:有料メルマガの引用基準は個人的に悩ましいところで、まだ公平な慣習が作られていないとも思っています。もしNGならお知らせください>津田さんもしくは関係者界隈

*3:そういえばツイートのこういう埋め込みリンクって、著作権法的にはどういう話なんでしたっけ。Twitterの利用規約で解決する契約の問題、と解釈すればいいのかな。それとも140字には著作権成立せずの方向?

*4:そりゃアフガニスタンやシリアに行くのがリスクというのと同じ構図なんですが、実際にアフガンにはアルカイダはいるし、シリアにはISISがいるし。

*5:ええ、硫化水素って化学兵器を使った無差別テロだと思うのです。サリンよりは毒性弱いとはいえ、硫化水素は相当ヤバいですよ。それこそオウム真理教と同類の事件です。

*6:なんだか根拠が「なくもない」程度の話のようですが、少なくとも民事の色彩が少しでもある事件を摘発しないなんて話はおかしいです。

*7:ただし、被害者が利益目的で違法行為の片棒をかついだ結果当該の違法行為で被害を受けた場合、故意の違法行為であっても一種の過失相殺が行われることはあるようです。具体的にはマルチ商法への参加など。

メモ:オタクxスポーツの話

えっと、いつものごとくざっくりしたメモ。
オタク文化圏とスポーツ界隈の繋がりとか、そんな話を。

オタクコンテンツの元ネタがスポーツ

→テニヌは人間には普通不可能なので、テニプリはテニヌってわけで解決……といいたいんだけど、テニプリジャンルのグッズとしてテニスラケットが買われる動きがあった、ってのマジネタですか?

最近は弱ペダが恐ろしいことになってる。去年の実績でこれ。 

cyclestyle.net

一方Free!で競泳クラスタが大量生産された構図は見当たらなくて、某激濃オタクな方にそのへんの質問ぶつけてみたところ、「競技はじめるにもグッズ的な意味合いを持つモノがなかなかない」って話が。そりゃ腐った女性陣が男性用水着ではコスプレ以外使い物にならない。

黒バスでバスケ始めた人っているのかなぁ。ただバスケは団体競技だからさすがに厳しいのでは……と思いつつ、801ちゃんの妹の剣道部が「全員銀魂クラスタだった」事案とか……剣道って団体競技扱いなんだろうか。個人競技扱いなんだろうか。

スポーツバリバリのオタク

5年くらい前に流れの変化を見る機会がありました。当時、あるオタク系コミュニティ(生ぬるい人はそもそも存在を感知できないレベルで相当ガチンコなコミュニティ)で、水泳クラスタがメンバーの1/3を占めてたって事実が発覚して目が点になったのが出発点。
自転車のヒルクライム競技だっけ?弱ペダで自転車はじめてあっという間に日本選手権レベル転戦してる人いなかったっけ?

てかこの辺の事案、ぶっちゃけ「箱根駅伝」ってサンプルがあるわけか。

matome.naver.jp

ただ、その前後見てると、10年位前に激濃いオタク系コミュニティで繋がった人がリアルだとバリバリの「JKと自己規定しそうなJK」だった話もあって、オタク的なものが一般的になった時点で体育会系の血の流入は当たり前だったんだろうな、という気もしなくもなく。

一方で、コスプレ水中撮影界隈見てるとバリバリスポーツできる人ばかりがやってるわけでもなくて、それはそれで面白いところ。スポーツ忙しくなるとオタクやってる暇がない……ってのは両立してる人にぶち殺される事案だけど、限度はありそうな気がする。

なんとなく見てると、オタクxスポーツ両方やってるクラスタは個人競技っぽさがある(=最終的には己と向かい合うことで競技レベルが上がる)競技の人が多いなー、とも。

活動量計買ってみました

ふだんからスポーツする習慣がついて10年ちょっとになります。
オタクの世界に首を突っ込む頃までは運動とは無縁な暮らしをしていたのですが、体力落ちすぎてあわてて運動するように生活習慣を切り替えた結果、三十路の後半が見えてきている今でもなんとか10台後半と同じくらいの体力は維持できています。65歳まではコミケに全日程参戦したいので、体作りはあと30年がんばらないとなー。

で、運動習慣を改めてトラッキングしてみたくなったので活動量計買ってみました。
買ったのはこちら。

 水泳に使えてお値段がリーズナブルということで、最初の1つに選んでみました。走るなら距離、歩くなら歩数、泳ぐなら時間をトラックできるようになってます。ついでに睡眠の質を見られるのも良いところ。

本当は心拍数とか運動した距離(走るにしても、泳ぐにしても)とかトラックしたいのですが、そこまでやれるウェアラブルは安くなかったりKickstarterにしかなかったりするので、最初の1台としては見送りです。

次に買うウェアラブル、というかトラッカーはレコーディングダイエットを踏まえてこのへんですかねぇ。

www.covia.net

Runtasticもソフトは入れてるので、使いやすいガジェットとかあったら教えてください。

夏コミの熱中症対策についての一例報告

今回の夏コミでは、1日目にドライアイスを持ち込んでみました。

以下事例報告します。

ドライアイスの運び方

当然クーラーボックスが必要です。今回はこれをチョイス。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 発泡 クーラーボックス 18L M-8170

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) 発泡 クーラーボックス 18L M-8170

 

 ちょっと大きすぎたかな、というところ。カートに乗せるのは前提として、一般の場合はこっちのほうがいいかもしれません。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シエロ クーラーボックス 8 ブルー M-8157

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) シエロ クーラーボックス 8 ブルー M-8157

 

 ドライアイスの入手方法

今回は渋谷(というか神泉)の冨士氷室で購入。1kg350円だったかな……今回は1kg買いました。

www.fuji-iceman.co.jp

で、近くのマルエツで飲み物とアイスバーを確保。

首用アイスノン

首用アイスノン

 

ついでに事前にこいつを2つ買っておいて、中の保冷剤をドライアイスでとっかえひっかえ冷やしてました。冷凍庫だと冷やすのに3時間かかることになってますが、ドライアイスで一気に冷やせば数十分で十分に冷えます。

総括

ドライアイス1kgじゃ全然足りません。昼ごろにはドライアイスが底を突いて、アイスバーも溶けてしまいました。最低でも2kg欲しいところ。
出発前に家に事前通販で15kgくらい買っておけば、必要分ずつ取り出してたぶん3日間は持つと思います。

どんなに暑い夏コミでも冷たい飲み物を飲めるのはほんとに助かりました。かなり大仰な対策なのは間違いないんですが、効き目は間違いなくあります。

差し入れはアイス系だと結露とかすぐに食べなきゃいけないとか、いろいろ問題もあるので、同じドライアイスで冷やすにしても飲み物系がいいかもしれません。もしくは、アイス系にするにしてもほんの一口で食べきれる程度のちょっとした冷たいもの。

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その他のいつもの熱中症対策

コミケの個人的定番朝ごはんは、松屋の朝定食です。みそ汁を豚汁にかえて、十分な塩分を取っておくようにしています。この対策で、あのジェノサイドなC84も乗り切れました。
ビッグサイトへアクセスしやすい箇所で類似の対策取ろうとすると、大崎の立ち食いそばとか豊洲のなか卯でしょうか。

 

メモ:まずは手を動かす、誰かに聞かないと分からないことは聞く、という態度は正しいのだろうか?

対極は自分で悩んで、手を動かせないこと。当然何も結果は出せない。

ただ、一発アウトな類いの問題を抱えたまま手を動かすと、真にアウトになる可能性が否定できない。

話を聞いても答えが来なければ手を動かすしかないんだけど、結果はどうなることやら。

海/水中遊びの楽しみ方紹介

去年の御蔵島エントリとか、水中撮影とかでも紹介しておりますが、この数年いろいろな形の水中遊びを楽しんでおります。

h-chromatique.hateblo.jp

h-chromatique.hateblo.jp

h-chromatique.hateblo.jp

で、費用ってどのくらいかかるの?どこで練習できるの?どんな楽しみ方があるの?

うちの周辺でも「気になる」って人はけっこう多いみたいですし、この機会に紹介してみます。夏もまだまだ続きますし。
以下折りたたんでおきます。

“海/水中遊びの楽しみ方紹介” の続きを読む

浦賀船渠に学ぶ、適切な責任の大きさの判定について

トラブルを起こした以上、責任を取らねばならない、というごくごくナイーブな考え方を前提としても、トラブルの全結果について一人が責任を負うことが妥当とは言えない場合はいくらでもあります。
一人一人が負うべき責任、リスクはそれぞれ判定されるべきです。

という前振りをもって、とりあえずこちら。

 

 もうちょっとパラレルな話をしてみましょっか。

同じく20SPとか40SPとかの規模を想定します。遠征開催でもない限り、おそらく主催者は前日まで家で作業に追われます。
さて、前々日に家が誰かによって放火されて、準備が全部灰燼に帰しました。たぶん開催は困難になるでしょう。放火への対応もあるし、アイテム類もいろいろと必要ですよね。もしくは、前々日あたりに主催が交通事故に遭って動けなくなりました、でも構いません。たぶん開催は困難ですよね。

こういうときに、「主催は開催できなかったのが悪い!」と言えますか?

もしくは、震災を想定しても構いません。3/11金曜日に震災発生, たしか三陸地区でも即売会が複数企画されていました。当然全部中止です。「主催は開催できなかったのが悪い!」と言えますか?

そう、極端な事例だと、「主催が悪い!」と言うとしても責任は極度に小さいものとなります。一方で何の理由もないのに主催者が開催直前に開催を投げ出す事例を考えれば、この場合「責任の100%は主催にある!」になるのは明らか。……ということは、本来は極端と極端の間のどこかに答えがあるはずです。主催がどれだけの責任を負うべきか。

今回は刑事告訴に至ったとおり、きわめて異常な形での活動妨害がありました。通常の人災による開催中止事例に比べて、主催が負うべき責任は小さいものになる(先ほどの放火の事例とパラレルです)と考えるのは自然でしょう。

–ここから追記–

で。なぜ一人一人を「つるし上げ」ないといけないのか。もちろん、プロパガンダに乗っかった人を糾弾する必要は多分ありません。プロパガンダに騙されることは良いことではありませんが、責任を取るのとは全くの別問題。
ただ、ひとつ重要な論点があります。誰がどれだけの責任を負うべきか。適正な責任配分のためには、ひとりひとりがトラブルに対してどのように寄与したかを明らかにする必要はあります。主体的だったのか、従属的だったのか、巻き込まれただけなのか。問題にどこまで気づいていたのか。
それを考えるために、一人一人の背景を追いかけることには確かに意味があるのでしょう。……ですが、司法がやるべきことでは?という気がしなくもないんですよね。アマチュアが個人でやっていいことか?というと疑念も残ります。

–ここまで追記–

最後に。

 この考え方、そもそも現代社会では成り立っていないと考えます。「仲間内のルールと道徳で可能な限り解決し、できるだけ司法に頼らない」をやってきた結果が例えば教育界隈で、大津いじめ事件とかのまずい事例が山ほど積み上がっています。

2015夏コミ、参加作品等のお知らせ

さて、コミケまであと1週間ですね。

Harmonie Chromatiqueは今回抽選落ちとなっておりますが、私が関わっている作品はいくつかのスペースで頒布されます。

まずは今回の新作。久々に東方アレンジやってみました。
彩音 〜xi-on〜さんところの新作、Quartet -カルテット-にて2曲参加しております。頒布スペースは1日目ス-09bですね。

弦楽四重奏で東方やってみました。1曲は思いっきり尖ったモダニズム全開の作品、もう1つは少しおとなしめのトッカータ調の作品となります。

旧作、こちらはコスプレ撮影関連。
以前撮影させていただいた蝶良さんとこの作品、今回も頒布されるようです。スペースは3日目東J-21bとのことです。……たしか隣も水中撮影系の人のスペースじゃなかったかな。

海撮影はスケジュールが全く合わず参加できなかったのですが、モノとしてはすごく楽しみです。沖縄撮影なんてガチンコうらやましい……!

そして、いつもお世話になっておりますみやびさん。
今回からまどマギのサークルに参加とのことで、2日目東ぺ-07bにて作品が頒布されるとのことです。

……かくして、これだけでも3日間連戦確定。