海/水中遊びの楽しみ方紹介

去年の御蔵島エントリとか、水中撮影とかでも紹介しておりますが、この数年いろいろな形の水中遊びを楽しんでおります。

h-chromatique.hateblo.jp

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で、費用ってどのくらいかかるの?どこで練習できるの?どんな楽しみ方があるの?

うちの周辺でも「気になる」って人はけっこう多いみたいですし、この機会に紹介してみます。夏もまだまだ続きますし。
以下折りたたんでおきます。

基本の前提

今回いろいろと紹介するのは、上限がシュノーケリング&スキンダイビングまわりです。海水浴やプール練習+α、と思ってもらってかまいません。深さにして-5m程度、水平方向は息を止めて25m潜るあたりが境界線のイメージ。

本気のフリーダイビングやスキューバダイビングは対象外です。こっちに手を出すなら一般人のblog記事なんか読まないでまずはインストラクターさんを探しましょう。

安全の前提

初心者「だけで」海に行くのは避けた方がいいです。そもそも海水浴や川遊びでも同じ話だと思っているんですが、ある程度経験持ってる人といっしょに行ったほうがいいところです。
海に入る前にはお酒は飲むなとか、体調悪いときは無茶するなとか、そこらへんはThe大前提なので当然のこととして。

台風の影響ってけっこう遠くから響きます。小笠原沖とか沖縄に台風がいると、三浦半島や真鶴でもうねりが届いてくるのでアウトだったりします。ただ、陸とうねりの向きの関係で、半島の片側はアウトでも反対側はOKなことがあるので、このへんは当日の現地事情かなー。

器材とか持ち物とか

もちろん色々ピンキリですが、うちの手持ち器材を紹介してみます。

水着

まずはこれがないと始まらないです。*1とはいえラッシュガードかウェットスーツは必須なので、水着自体はいわゆるオシャレなものでなくてもどうとでもなります。ラッシュなら普通に海遊び用の水着で大丈夫ですが、ウェットスーツの場合女性は競泳水着系のほうが扱いやすいって話も聞いたことあるんですよね。どうなんだろう……なお、スキンダイビング界隈だとぶっちゃけ「水着なんてどうでもいい」な人が多くて、普段使いの水着で全く気にせずに海へドボンです。*2
お金的には数千円~程度。

ラッシュガード

水中用のTシャツみたいなもの。海の場合、水着と同等で(ウェットスーツを使わないなら)mustと思ってください。日焼け止めやクラゲ対策、ケガ防止とかに役立ちます。数千円下の方からあるみたいです。*3

ウェットスーツ

ちょっとオーバースペックだし持ち運びも大変ですが、浮力稼げたり夏場外しても寒くなかったりと、それだけのメリットはあります。お値段的には安く買って1万円、オーダーすると5万円~の世界です。潜るならウェイトも必要になって、こっちが1万円~の世界。
ただし、地元がダイビングスポットとして認識してないところでウェットつけて泳いでると密漁の疑いで警察や漁協に通報食らう罠。*4

グローブ(軍手)

海の中には危ない、とまで言わなくても鋭利な岩とかいっぱいあります。グローブや軍手をつけていると、手のケガは確かに避けられますよね。プールなら不要ですが、海なら持って行ったほうがいいです。グローブだと数千円の世界、軍手なら100円ショップでどうぞ。

シュノーケル&マスク

このへんから普段使い向けじゃないものが出てきます。うちは「ぶっちゃけ安物でいいよ」的なイメージで持ってますが、安物といっても安全にそれなりに関わるモノですし、1000円とか2000円で買えるようなものは避けておきましょう。5000円出せばそれなりのものが手に入ります。スキューバ用だと倍~違いますし、ほんとに良いものは多分良いんでしょうけどね……

フィン

ここは予算突っ込む価値があります。世の中のTheスタンダードは、とりあえずこれ。

 ただ、最初のうちは通販は避けたほうがいいかもしれないです。足とのフィットが悪いフィンとか買っちゃうと盛大に危ないですから。*5ダイビング専門店で普通に売ってますし、ミューなら大きなスポーツ専門店でも手に入るくらいにはメジャーなモノです。

Cressi-sub GARA 3000 LD ガラ3000 LD (46/47)

Cressi-sub GARA 3000 LD ガラ3000 LD (46/47)

 

 うちが普段使いしてるのは、こういう種類のフィンです。普通のフィンの倍くらいの長さがあって、板の部分も普通のフィンがゴム製なのに対してこちらはプラ製になります。
お値段的なことを言うと、うちは海外通販で買ったので国内流通よりは安く買ってますが、まあ2万円コースにはなってきます。……なんですが、初心者にはこの類はおすすめしません。*6

フィンを買うときには、フィンソックスやブーツもお忘れなく。……と言いたいところですが、フィンソックスは普通の靴下でも代用効きます。ブーツは磯浜だと便利。数千円くらいの世界でいけるはず。

カメラ

水中カメラ欲しいですよね。綺麗ですよ!
というわけで、御蔵島の写真はこれで撮ってます。現行機種だとこんなとこ。TG-4はコンデジですがRAW撮りできるので、コスプレイヤーさんには向いてるかも。 

 

 

 コンデジではなくミラーレスが欲しい方はこちらをおすすめ。これも防水なんでカメラそのまんま水中に持って行けます。*7

その他小物

うちはこんな感じで持ってます。ふだんのプール行きとも共用してるので、ぶっちゃけ海だと全然使わないものも入ってます。

  • キャップ(帽子):スキンダイビング練習会だとメッシュキャップ(=普通の安物)のほうが便利。ふだんのプール通いだとシリコンゴムキャップのほうが気分はノリますけどね。
  • ゴーグル:もちろん主戦場はふだんのプール向けですが、ちょっと海で遊ぶには悪くないです。深いところ行くには全く向かないツールなんで、水面用。
  • 曇り止め:素材が違うので、ゴーグル用とマスク用は別になります。
  • 化粧水類:これは人によって好みがあると思います。冬場のプール行き考えると乾燥対応の乳液は持っておきたいところ。
  • タオル:競泳畑で使うセームタオル、海旅行にも温泉旅行にも便利ですよ。 
Speedo(スピード) セームタオル(大) ブルー SD94T01

Speedo(スピード) セームタオル(大) ブルー SD94T01

 

旅費・交通費とか

この項目、東京近郊(南関東~埼玉)在住の人向け前提です。関西や中部圏の事情はあんまり知らないので書けません:すいません。

まずは海。御蔵島行くと、現地1泊で最低4万からのイメージです。ただ、御蔵や利島はちょっと特殊な行き先で、そんなに日常行くわけにもいかないですよね。伊豆諸島でイルカ遊びを考えないなら式根島良かったですよ。
日常的に行けそうな近場だと、東京都心から便利なのは三浦半島とか真鶴方面。三浦なら油壺の荒井浜海岸、真鶴だと山下浜あたりがアクセス的に便利かな?
三浦だと京急が出してる「みさきまぐろきっぷ」の威力がチート級です。なにせ品川からの往復交通費+現地の食費+観光地orお風呂がセットで3000円。

www.keikyu.co.jp

真鶴だと、東京から片道1500円くらいの感じです。真鶴駅まで東京駅から東海道線で1時間強*8。で、真鶴駅からバスですぐです。*9

なお、東伊豆~真鶴あたりはいわゆる海水浴シーズン過ぎてもクラゲはあまり出ません。本気で遊びたい人は、9月に入ってからが狙い目だったりします。

練習会(参加費情報含む)

海も楽しいですが、本気で海や水中遊びを趣味にしていくなら、もう一つ大切な柱がプール練習会。東京だと、大きく分けて2つのチョイスがあります。
まず一つは既存のダイビングスクールとかスポーツクラブがやってる練習会。フリーダイビングの血が入ってるダイビングスクールがやっぱり強くて、人魚ジャパンの廣瀬さんがインストラクターされているTrueNorth(浦安)とか、日本におけるフリーダイビング競技団体の立ち上げをやった松元さんのスクール BigBlue(小金井) あたりが有名どころです。このへんだと1回の参加で1万円といったところかな……
もう1つは辰巳の国際水泳場使ってるグループ。入門向けで気軽に参加できて、開催頻度がそこそこあるのは、同じく日本のフリーダイビング揺籃期を支えてきたKazさんのスクール Kaz Methodとか人魚ジャパンの石田さんがやってるCITROBAL MARINAとか、日本でスキューバダイビング自体を立ち上げてきた須賀次郎さんの練習会あたりですかねぇ……ただ、ある程度慣れてくると中級者向けのグループが視野に入ってきて、自由に楽しめるようになります。うちが通っているのはmixiでの練習会だったりします。ここらだと1回で数千円、自主練習だと2時間2000円くらいまで値段が下がってきて、参加回数増やせるようになります。

あ、ついでにふだんのプール通いもけっこう大切だったりします。つまり水慣れなんですけどね。水慣れが目的なら、地元の普通の公営プールで全然問題ないです。
Kazさん曰く、「30分ノンストップで泳げれば心配ないよ」とのことです。ざっと1.5kmくらいになるのかな。

で、どのくらいの気合いがいるの?

人によります。本気で始めるなら器材は買ったほうがいいですが、最初はトータル2万円前後で何とかなります。
もし気軽にはじめてみたいだけなら、それこそKazさんに問い合わせ入れてみるのもいいかも。

何かしらの才能が隠れていた場合、カナヅチからはじめても10年間真剣に取り組むとフリーダイビングの日本チャンピオンになれる可能性があります

*1:コスプレ水中撮影のコスプレイヤー側は除外で。

*2:といってもプールならともかく海だと水着の劣化が激しいんで、せめてトレーニング用の安物水着にしておきましょうw

*3:うちの場合、日焼け止め使わなくてもラッシュガードさえしていれば当日お風呂に入れない!みたいな悲鳴を上げることはなくなりました。

*4:これ、地元住民といっしょに泳いでても普通に通報食らったりします。それだけ地元の漁師さんたちが警戒しているわけで、密漁ダメ、ゼッタイ!

*5:足が攣る程度で済めばいいのですが、両足攣ったりすると初心者は当然大変なことに。

*6:そもそも、相当な脚力ないと進まないと思います。現役の水泳選手みたいな人なら使えなくもないですが、いきなりロングフィンはおすすめはできないな……

*7:うちの彼女さんが使ってて、意外といい絵が撮れるのはびっくり。ただ、水の青色はオリンパスが本領発揮なんでNikonだったら現像で作り込んでいかないと微妙です。

*8:上野東京ラインは直通ありますが、湘南新宿は基本小田原止まりで真鶴までは行きません

*9:歩くとちょっとあります。人数集まったなら、駅からタクシーでもそんなに遠いってほどの距離ではないです。