オーケストラを学ぶ。

オーケストラの書き方って、あんまり知られてないんじゃないかな……と思うことがあります。
せっかく多くの色が用意されているパレットが目の前にあるんだから、使いこなしたいですよね。

いろいろな作曲家の音を学ぶのが一番なんですが、基本戦略は以下の2つ。

  • 弦楽合奏をきちっと書いて、管楽器で色を足す
  • 欲しい響きを一から作っていく

前者だとドイツ系の音になります。後者だといろいろな音が出せます。

オーケストラ作曲の世界では響きを塗り重ねていく感覚が大切で、絵と同じだと思うんですよね。絵でもハイライトとかに色を足したりするじゃないですか?音楽でそれをやるんです。

ピアノの場合はここまで手の込んだことはできないですよねぇorz 打ち込みだとなおのこと。……生演奏だと、ある程度は何とかなります。楽譜段階で「こう書けば、ピアニストならこういう演奏をしてくれるだろう」とピアニストの心理を逆算して書くことになりますけど。

なお、打ち込みオケの場合と実演想定の場合では、同じオーケストラでもいろいろ違いがあります。
特に後者はアマチュア奏者とプロ/ハイアマチュア奏者のどちらを想定するか、でもいろいろと違いが出てきます。このへんの感覚を持つには、現場経験積まないとどうにもならないところだと思うんですよね……

なお、現在同人界隈で最も簡単に現場経験を積めるのはオータムリーフ管弦楽団の模様。東方オケもそれなりに行けるのかな?

再構築。

さて、以前からのごたごたを一件ずつ片付けていくお話ですが。

先日、remofの柚智さんともメールにてお話ができまして、いろいろ受け入れていただきました。「今後、特段の理由がなければ攻撃をお互い仕掛けない」という範囲においては、最低限の信頼の構築ができたと思います。

これで、現在も存在するサークル相手で私の側に一方的かつ明確な非があるトラブルは一通り片付いたことになるのかな。

あとは安定して活動を回していくことですよね……。

企画のスタッフ向け情報共有の話

最近、とある企画にお招きいただきまして、ちょっとした作曲を進めています。世に出たらお知らせしますね。

で、企画それ自体を紹介するのはまだ先の話なんですが、今回お招きいただいた企画ではスタッフ向けサイトのコンテンツがとても充実していました。
具体的な内容は守秘義務もあるので書けないのですが、スタッフ向けにあれだけ情報が展開されていれば参加者も安心だろうな、とは思いました。

スタッフに事実をお知らせすることが重要なのではなく、安心感を提供することが重要だと考えると、たしかに形式は大切なんですよね。

私が運営する大人数の企画ではちゃんとしたスタッフサイト作っていきたいなと思います。
redmineベースでタスク管理の仕組みは作っているのですが、やっぱりあれじゃ不足していることも納得できましたし。redmineって現状を明らかにするには強いですが、全体の設計とかは見えにくいんですよね。

過去の振り返り。

えっと、立て続けにもう一本の記事を公開。

2010年春からしばらくの間、精神状態がかなり不安定なことになっていました。今でも以前と同じ安定レベルまで戻ったとは言い切れない状況ですが、ある程度は元に戻ってきました。
というわけで、酷かった時期にいろいろな情報から判断した「思い込み」について、改めて最新の情報をもとに判断のやり直しを進めていきます。

何人かには当時の事情とかお伺いするメールを飛ばすことになると思いますが、暖かくご返答いただければ幸いです。

ルールを守ることの意味

なぜ、社会で暮らしていく上ではルールを守る必要があるのでしょうか?
簡単な話で、「他人もルールを守るだろう」と予測できることには意味があるからです。例えば目の前の横断歩道の信号が青で、交差している車道の信号が赤なら、車はやってこないだろうと予測できるからです。

明文化されているルールと、明文化されていないルール。法的には大きな違いがありますが、予測可能性という意味では違いはありません。
つまり、明文化されていない社会の空気のようなルールも、守ることには確かに意味があります。

というわけで、今後の活動では明文化されていないルールについても極力守って育てていきたいと思います。
織姫オペラシアターを作っていたころ、最初に取り組んだことは「ありとあらゆる明文化されていないルールについて、改めてゼロから考え直すこと」でした。こうすることで新しい社会の仕組みに見合う合理的なルール体系を作ることはできるかもしれませんが、これまで存在した社会からは織姫オペラシアターがやろうとしていることを予測できなくなるわけです。

古い仕組みを守った上で、テクノロジーの力を借りて新しい血を注いでいくことで、同人音楽の社会をもっと面白いものにしていきたいですね。
過去を破壊することだけがイノベーションではありません。

他人を信頼するということ。

こんなニュースを見かけました。

運転免許試験のオペレーションにミスがあり、試験時間を正規の試験より短くしてしまった結果不合格者が続出した、というお話。

 

で、それ自体は「ありそうな不祥事」でいいんですが、対応策。わざわざ試験の開始・終了時刻をセンターに報告させる、という解決策に意味はあるのでしょうか?

単にプロセスを面倒にしているだけだと思うんですうよね。そして、現場の人たちには「おまえらは過去に起こした不祥事が理由で信頼を得ることができない」というメッセージを届けるだけの結果になっています。

 

最低限の信頼もない相手になにかしらの仕事を委ねることはおそらくナンセンスですし、失敗しようものなら余計な害悪を招きます。相手を信頼できていないと、なぜ相手が/自分が失敗したのかを考える前に過去の不祥事と今回の失敗を重ねてしまいかねません。たとえば、例の問題でもそういうことです。

私が完全な信頼を寄せられない誰かさんに創作企画の一部を手伝ってもらって、その誰かさんが何らかの理由で降板したとき、「奴は何らかの意図を持って、私の企画推進を妨害するために降板を演出したのだろう!」という思い込みを導いてしまいます。

 

信頼を作ることはやっぱり大切で、信頼できない人に仕事を委ねてはいけないのだろう、と思います。

間違っていないことと正しいこと、そして前を向くこと

いろいろと私自身アレな事態を引き起こしてきたのは皆さんご承知の通りです。
織姫オペラシアター崩壊なんてのは、典型的なトラブルでしたよね。もちろん正当な非難に値する事象だと考えます。
だけど、相手がトラブルを起こしているから自分が反社会的な手段を使って攻撃して良い、というロジックはちょっとまずいのではないでしょうか?

私への攻撃を正義としてやっているあなたのロジックが正しいなら、あなたのやっている行為も反社会的なので、私はあなたを攻撃する正義を手にしたことになります。実行したら単純に報復合戦スタートで、エスカレートするだけですよね。
もし警察沙汰になった場合、「相手が間違ったことをしているから私は攻撃した!」なんて言い訳は通用しないどころか、状況次第では罪が重くなりますよ。

というわけで、理由があろうがなかろうが、社会的に間違っていることはやはり間違いなのです。単純に相手が間違ったことをやっているから、というだけの理由で正当化はできない。

なので、今後は以前よりも気をつけて間違ったことは避けて行きたいです。それこそが前を向くということの意味なのかな。
何が社会的に正しい行為かを定義することは多分誰にもできませんが、社会的に間違った行為を避けることはできます。

依頼の書き方、もう一度考えてみる。

出所はこちらのツイート。

大切なことだと思います。が、このツイートだけだと分かりにくいところもあるので、勝手に補完してみました。

 

> ・絶対名乗る。

 もちろんHNで構いません。

 というか、「依頼しているプロジェクトと結びつけようとしているあなたの活動名」を名乗るべきです。
たとえば変なHNを名乗ったり、逆にHNしか知られていない人が本名を名乗る、といった行為はほとんど意味がありません。

 

> ・成果物も見せる。

この表現だといろいろ分かりにくいと思います。私自身悩んでいます。
過去に自分の成果物があれば、ということなのでしょうね。

 

たぶんこのへんの考え方があって。

 

●自分が過去に取り組み完成させた成果物
 →プロジェクトリーダーとしてでもいいし、一人の参加者としてでもいいし、どちらでもいいと思います。理想像はポートフォリオサイトのURLかなぁ。

 

●もしそのプロジェクトに既に中間成果物があるなら、中間成果物
 →途中から参加していただくわけですから、現状をお見せするのは大切です。が、秘密保持との関係もあり、何を見せられるか?は慎重に検討すべき。

 

で、「成果物」って表現がわかりにくいかな。IT業界ではよく使う表現なので、元ツイートの人はひょっとしたらそっち系の仕事の経験があるのかもしれません。

 

何らかのインプットを前提に、何らかの作業を行って生み出されたものが成果物になります。なので、たとえば企画書は「自分の企画妄想」を「形にする」作業を経て生み出されるものなので、ひとつの成果物です。
ただ、企画書のようなプロジェクトの中間で生み出される成果物と、プロジェクト全体が最終的に生み出す成果物は峻別すべきという考え方もあって、たとえばPMBOKではそれぞれの概念に delivarable, productという別々の言葉を当てています。

 

> ・ちゃんと連絡先も載せる。

メールアドレスで十分だとは思います。が、「受信できるメールアドレスを載せましょう^^

一番いいのはメールのフッター(署名部分)ですね。署名がちゃんと書いてあって、発信元メールアドレスへの返信で問題ないのであれば、特に「連絡先を別に載せる」必要は感じません。

 

> ・何をして欲しいか端的に述べる。

何がインプットとなり、アウトプットを何にしてほしいか、を書くのが一番わかりやすいですよね。
が、実際依頼する側の立場になると、「なんとなくほわほわしたイメージしかない」場合もあります。そういう場合は、ほわほわしたイメージをできるだけ言語化する、というアプローチでもいいと思います。コンサルティング的な感じ?

 

> ・そのあとに詳細を記入する。

端的→詳細って書き方はわかりやすいですが、その手の構造を持つ文章を書いた経験がないと一朝一夕にできるものでもないし、そんなに大切でもない印象です。
要は分かりにくい表現がダメ、ってこと。

 

> ・報酬については出せる/出せないきっちり書く。

大切ですね!
「用意した金額が十分な報酬でないと、失礼にあたるかも」ということを気にする必要はありません。

 たとえば、「今回のプロジェクトでは全部で○万円用意させていただいております。うち○万円を××と△△への依頼に使うことを考えておりますが、そちらの設定と合いますでしょうか?」という感じでもいいんじゃないかな、と思います。

 

最後にこれ。

 

> ・相手に時間をとってもらってることを意識する。

これは書き方に直結する話ではなくて、全体的な礼儀の話として考えればいいと思います。

現在進行形の反撃2件について

現在、わたしは仕掛けられている攻撃2件について抗議の意図をこめて反撃の用意をしています。
どちらの案件についても、攻撃を仕掛けている当事者に関しては、過去の企画で直接的な関わりで迷惑をかけたことはない、ということを表明しておきます。
なので、あなた方が何らかの正義をもとに攻撃を仕掛けているのであれば、あなた方は完全な第三者です。第三者の攻撃は、正義ではありません。

 

緑坂さんとはとある企画チャット窓でご一緒したことがありますが、私も最終的には被害を受ける側の立場になっており、あの企画の件が理由ならそちらの完全な誤解でしょう。

M3お疲れ様でした。/人との関係とか。

M3、無事に終わりました。
きちんと宣言を頂いたおかげで、当日はテロも起きず。こちら、ちょっとやるべきことが残ってるので(遅くなって申し訳ないです!)、追々片付けていきますね。

作品を手にとっていただきました皆様には、御礼申し上げます。

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