他人を信頼するということ。

こんなニュースを見かけました。

運転免許試験のオペレーションにミスがあり、試験時間を正規の試験より短くしてしまった結果不合格者が続出した、というお話。

 

で、それ自体は「ありそうな不祥事」でいいんですが、対応策。わざわざ試験の開始・終了時刻をセンターに報告させる、という解決策に意味はあるのでしょうか?

単にプロセスを面倒にしているだけだと思うんですうよね。そして、現場の人たちには「おまえらは過去に起こした不祥事が理由で信頼を得ることができない」というメッセージを届けるだけの結果になっています。

 

最低限の信頼もない相手になにかしらの仕事を委ねることはおそらくナンセンスですし、失敗しようものなら余計な害悪を招きます。相手を信頼できていないと、なぜ相手が/自分が失敗したのかを考える前に過去の不祥事と今回の失敗を重ねてしまいかねません。たとえば、例の問題でもそういうことです。

私が完全な信頼を寄せられない誰かさんに創作企画の一部を手伝ってもらって、その誰かさんが何らかの理由で降板したとき、「奴は何らかの意図を持って、私の企画推進を妨害するために降板を演出したのだろう!」という思い込みを導いてしまいます。

 

信頼を作ることはやっぱり大切で、信頼できない人に仕事を委ねてはいけないのだろう、と思います。

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