取り急ぎ:Mコミの開催地に問い合わせを入れました

さて、かつてのM3準備会の過激スタッフの問題。

相川さん(M3代表)はM3スタッフに対する教育の強化を約束してくださっています。私自身もある程度の教育が行われていることは確認済みです。

ですが、問題のスタッフ本人は未だに全く反省していないという情報が入ってきています。このままでは、彼女の本拠地たる関西で開催されるM3類似イベント、つまりMusic Communicationで問題が起きる可能性が否定できません。また、彼女は同人音楽コミュニティの破壊を目論んだ以上、行為を反省せずに同人音楽イベントのスタッフとして参加するには適性に問題があります。

今回、彼女がMusic Communicationにスタッフ参加しているかどうか、Music Communicationの準備会に問い合わせをさせていただきましたが、返答が現在のところありません。これでは、Music Communicationが会場内の治安を維持する意図があるか疑わざるを得ません。
そこで、一連の状況についてMコミの開催地たるみやこめっせに問い合わせを入れました。

彼女におかれましては、自分の行ったコミュニティに対する破壊行為が問題だったことを改めて反省していただきたく。

コスプレと同人音楽の話:テクノロジーが変える表現

えっと、話の発端はこれ。

彼はイベント主催の立場でもありますから生の数字を見てるはずで、だいたい間違ってない状況だとは思うんですが、もう一つ。
実は、同人音楽が10~20年前に通ってきた道と同じことを、コスプレがリアルタイムに通っているのではないか?と考えてます。

同人音楽はいまやCDで作品を頒布するのが当たり前になってますが、実はCD-Rって普通の世の中で出回るようになったのはこの20年くらいのモノなんで、それ以前はCD頒布ってありえなかったんですよね。
で、CD-Rが当たり前になって、JASRACが耳コピMIDIの課金の姿勢を明確化して、耳コピMIDIを作ってた人はCD-Rで同人音楽CDを作るようになりました。そしてYouTube/ニコニコ動画の出現で「動画公開」のコストが大きく下がり、いまや音楽の新作を動画として公開するのも当たり前の時代。
テクノロジー(+社会情勢の変化)は、音楽の世界ではたしかに創作の形を変えてしまいました。
コスプレでも同じことが起きているのではないでしょうか?

いまや、20万も出せば良いカメラがレンズキットで手に入ります。フルサイズ機、つまりプロが整った環境で本気撮影に使うようなレベルのカメラでも新品がレンズキット30万台の世界です。Photoshopは月5000円です。プロが使う道具がアマチュアでも手に入る時代になりました。
「コスプレ」がダンスパーティーと大規模コスプレイベントを意味していた10年前と違って、いまやスタジオ派は「作品を作り込む」気合いでコスプレをしています。そういう人たちが生まれてきたことも、テクノロジーの進化に伴う必然だったのではないでしょうか?

近未来にどういうテクノロジーが普及して、どういう創作を変えていくのか。どうなるにせよ、自分の本職はテクノロジー屋。最先端の開発現場からライトなユーザーがテクノロジーを使う現場に至るまで、うまくキャッチアップしていきたいものです。

2.8mileの逃げを許して良いのか?

えっと、相当衝撃的な話。

blog.krik-krak.net

ameblo.jp

……逃げを打つつもりだそうです。

ここで逃げを許しちゃアカンでしょう。

 

とはいえ、損害賠償の意味に限れば「払えないものを払う」のは不可能。そこはまあしょうがないです。
が、その分他の責任はきっちり取ってもらう必要があります。

まずは著作権。なにしろ今回は日本国内の著作権も絡んでいます。2.8mileの行状に憤りを覚える個人個人が、上記日記を含めて2.8mileが権利侵害した対象作品の出版社にメッセージを送ることは、たぶん有益です。

「わだつみ」で盗作された対象(ラレ)のCD、出版社はこちらのような気がします。

www.della.co.jp

が、ここのCD一覧見ても曲名も何もかも違うんですよねぇ。盗作元についての情報が間違っている可能性があります。(追記: 出版社のサイトに掲載されているのは同名の新作CDではないか?と思われる情報がありました。調査待ち扱い、糾弾対象にはできないという扱いでの情報とします。)

あとは、関連コンピの関係者は、とりあえず破産申し立てを打っておいたほうがいいかもしれません。破産免責が通ることは多分ないと思うので、破産申し立てが通ればとりあえず損害賠償自体は確定させられます。(その分取り立てとかが管財人経由になりますが、それはそれで財産をごまかせなくなるので良いことじゃないかな……

 

あとは、2.8mile被害者救済コンピレーションとか、どうでしょうかね……

これ、一種の「災害」だと思うんですよね。第三者が立ち上げるならアリじゃないかと思います。

 

 

社会の期待を守るコンプライアンスと、自由のあり方について

よく世の中を騒がせる「トレパク」案件。
騒がれる案件の中には著作権法の枠組みから見るとトレースも目トレースも何も変わりませんし、そもそも著作権侵害とは言えないレベルの案件も混ざってますが、でも騒ぎは起きます。違法じゃない=「やってよい」に見えるのになぜ騒がれて叩かれる?理解に苦しむ人も多いでしょう。
このあたりを考えるツール、「フルセット・コンプライアンス」って概念が役立つかもしれません。

郷原弁護士が唱える「フルセット・コンプライアンス」の概念では、コンプライアンスとは法を守ることだけではなく、社会の要請を裏切らないことが求められています。
オタク系のイラストレーターをめぐる社会*1は、「トレパクはNG。目トレースはOK」という期待をしています。その期待を裏切ることは、法的には問題なくても社会的には許されません。だけど、法的に問題ないことであれば法をはじめとした上位社会の権力は機能しないから、市民レベルでコンプライアンス違反を糾弾せざるを得ないのです。
「法的に問題がないことなら何をやっても良い」という表現がしばしば使われますが、本来ここで問題となる概念は「法」ではなく、「コンプライアンス」のほうです。社会の期待に反する行為は合法であってもNGなんです。

とはいえ、トレパク行為は(著作権法に触れない範囲であれば)OKである以上、「合法であればOK」という論理を振りかざす組織相手にこのロジックは通用しません。
コンプライアンスを軽視するような組織相手には、その組織が生み出す商品に対する不買運動といった市民的な手段で対抗する必要があるのでしょう。

で、こういうアプローチは多分「自由」を破壊するものになっています。なんですが、いまや「何をやってもいい」的な自由からは良いものは生まれないという実績が出てしまった状況なのかな、と思っています。

基本的人権のあり方についても、一定の見直しが必要な時代は来ているのでしょう。*2他人を信頼しない社会においては、無条件で権利の行使を許すというアプローチは成立し得なくなっているように感じられます。たとえば、社会の期待に背かないことの説明責任を基本的人権を行使するための最低条件にする、といったアプローチが必要なのかもしれません。

*1:作り手だけではなく、受け手としての一般人も含みます

*2:寂しいことではありますが。

インターネット検索と広報戦略に思う

一応、うちは同人音屋です。サイトは同人音楽ですし、ブログも音関係がメインという意識です。
なんですが、GoogleとかYahooからの流入数というと水中撮影関係が多いんですよねー。水中撮影関連2記事で、GoogleやYahooからのアクセスの半分くらいになってます。
という前提を踏まえた上で、同人音楽創作会でお世話になっている阪神さんのツイート。

 結局、何を道具に人に振り向いてもらうか?というと、誰もが探すキーワードを見つけないとアカンのですよね。

一昔前みたいに誰もが飢えていて新しい音楽を求めようとしている時代では、もはやありません。
同人音楽がBtoBのショウケース化した現状、ひょっとしたらこのへんも絡んでるのかなぁ、と思ってみたり。

M3における治安について、取り急ぎ。

2011年から起きている一連の問題について、取り急ぎ報告します。

問題を拡大させた当該のM3スタッフは、未だに一連の問題を反省しておらず、自分のやったことは正しかったと言い張っていることが分かっています。
この状況下では、たとえばKrik/Krakのような問題に巻き込まれただけのサークルに対してM3の特定のスタッフが妨害を仕掛けるリスクが十分に下がっていると見なすことはできません。

私は、相川さんに「教育を徹底すること」を要請しています。ある程度の教育が行われていることは私自身十分に信頼できるソースで確認できていますが、彼女本人が自分のやったことが正しいと未だに言い張っている状況では、教育の効果が上がっているかどうかは全くの疑問と考えざるを得ません。

2.8mileとの関わりの未来について

毎度お騒がせな2.8mileの大量盗作騒ぎ
直接被害を受けたKrik/Krak様をはじめとするサークルのみなさまにおかれましては、本当にお気の毒なことでした。

この記事では、直接被害が確定していないサークルにとって、彼らとの関わりをどうしていくべきか?検討してみます。

まず、被害未確定のサークルについて。
最低ラインとして、2.8mileが関わった作品については全作品で精査が必要。精査中の一時的な頒布停止は合理性あると思うところですが、それによる損害を2.8mileに賠償させることは多分困難なので、そこらへんは制作サークルが本気で考える話になります。
もちろん、2.8mileが明確な盗作行為を行っていた場合、全回収は当然だし、回収費用と全点売り上げ相当金額を賠償させるのは当たり前です。*1

2.8mileを社会的に追放すべきか、という話。

コンピへの参加を受け入れることは当面難しいでしょう。彼らが今後盗作行為を行わない、という保障も心証もありません。
よっちさんは論外にしても、はるさんが本当に盗作等の行為に関わっていないのか。2.8mileの自己表明では十分ではありません。弁護士のような十分に信頼できる人の表明が欲しいところです。

では、M3から追放すべきかどうか?ここは相当悩みどころ。
M3にて知的財産上問題のある作品を頒布しないことについて誓約書をとる必要はあるでしょうし、誓約に違反したらM3から追放する、といった条文を入れておいてもいいでしょう。
ただ、そういう判断は(組織内でのプロセスはともかく、外部に向けての発表としては)代表の相川さんがやるべきこと。スタッフの誰かに勝手に判断させる、勝手に表明させるようなことはあってはなりません。もし「スタッフの誰かが2.8mileや関連サークルの追放を勝手にやろうとした」痕跡が見つかった場合、私も本気で立ち上がります。*2

今後、このような事態を他のサークルが起こさないこと、または起こした場合の被害を軽減する対策。
まずはコンピ参加サークルからの損害賠償額規定入りの誓約書徴収ですかねぇ。損害賠償額は「可能な売り上げ総額+α」に設定しておくと、いざというときに役に立ちます。
で、最低限の金額でもいいので謝礼を振り込み限定で設定しておくと、いざ問題が起きたときに相手の使っている口座がある銀行支店が特定できるので、差し押さえをスムーズに仕掛けられます。*3

 

*1:ですが、個人的見解では自己破産への突入シナリオも見込まれるので、賠償完了まで行けないかもしれないのが不幸なところ。コンピ的企画のリスクにはなります。

*2:何が起きるか、M3の皆様はご存じですよね?こういうことを二度と起こさないことがM3に可能な最低限の謝罪なので、同じことがまた起きるというのであればM3には謝罪の意思はないと見なさせていただきます。

*3:ここは黒い話なのでまあ……

ドローン配信者逮捕事案と、社会的支援について思う

同人の頒布活動って、特に非商業的なサークルの規模だと、購入すなわちサークル主の活動への支援という構図があるように思うのですよね。
というわけで、騒ぎになってるドローン配信者が逮捕された事案と、容疑者の活動を支援してきた大人たちの存在。

法的な話は抜きにして*1、反社会的行為を支援するってのはそもそも反社会的です。

なんでドローンが反社会的かという話は、そもそも主催者が「やるな」と言ってることをやろうとしてるって時点でアウトでしょう。*2
川崎の葬式凸配信事件とか、モラル的にダメなんですよね。モラルはルールじゃないから「なんでダメなのか?」と言われても明確な理由を返せませんが、こういう行為が「ルールで禁止されていないからOKだ!」になってほしくありません。
そもそも今回の件で支援をしてきた人には、(たとえ法律上の問題にはならないとしても)猛省を促したいです。

じゃあ、支援全体にそういうリスクがあるのか?と考えると、多分それもまた違っていて。
一昔前にはなりますが、ぱにょさんの青少年健全育成条例違反事件。アレは言うまでも無く犯罪ですし、十分に信頼できる情報によれば有罪判決にまで至っているようなので、アレは反社会的行為と見なして問題ありません。*3
なんですが、彼のやった反社会的行為の責任を彼(ロマリア含)のCDを買った人も負うべきか?それはたぶん違うでしょう。そもそも彼はああいう反社会的なことをやる、という前提でCDを買った人はそうそういないでしょう。

さらにもう一段進めて。創作者は既に反社会的行為をやっていて、今後も犯し続けることは多分確実だ、と思われる状況下で、その創作者が制作していて反社会的行為そのものには直結しないような作品を購入することは反社会的な支援行為でしょうか?
ここまで行くと、個人的にもちょっと悩みます。暴力団絡みだと全てのメリットの供与行為が反社会的ってことになりますが、それはそれで「やりすぎ」だと思うんですよね……社会的追放が必ずしも良いことではなくて、暴力団メンバーにも反社会的ではないまっとうな生業を身につけてもらうのが一番ではないか、と。

*1:個人的に、最近の業務妨害罪の使い方には別件逮捕の色彩を強く感じていて、ちょっと問題だと考えています。

*2:主催者が何かしらアウトなことをやっていてそれを糺す目的で、というなら話は微妙に別ですが、それはそれでアマチュアジャーナリズムの問題が絡みますので個人的にはやっぱりダメと思ってます

*3:淫行条例にも問題がないとは言いませんが、ルール違反はダメなので、アレは反社会的な犯罪として扱います

ニコ生計画なう。

土曜日、ちょっと大がかりなニコ生の話が動いてます。

もし諸々の調整や事前準備がうまくいけば、という感じですが、こちらのコミュニティで放送予定。17時~20時くらいの感じになるかな。

com.nicovideo.jp

アルクロ企画ノート

中期~超長期でやりたいことをちらちらと。実現可能性については一切の考慮をしてません。

  • メディアプロジェクト
    原型はみんな大好きprimenotes*1への超長期提案。
    音系同人の世界を舞台にした本格的な/重厚なレビュー、社会評論を掲載する媒体。資金源はレビュアーが選ぶCDの頒布会*2とか。
  • PMO構想
    原型はみんな大好き織姫オペラシアター*3の制作部門。
    音系同人企画の裏方集団を育成する構想。不幸なことを一つでも減らしたいですし。
  • 企画者トークライブ
    原型はロフトプラスワンあたりでやりそうなトークライブ。PMO構想と繋がる企画じゃないかなーと思うけど、こいつ自体は単独でも可能。
  • 同人音楽社会とのきっちりとした和解
    それなりに平穏な状態にはなったと思ってますが、和解が成立してるとは思いません。特定のサークルとの間ならともかく。
    何が問題なのかわからないのにあんな叩かれ方しても、納得の仕様がないですよね。何が問題だったんでしょうかねぇ?
  • ライブ公演、演劇公演
    もちろん普通のことは考えてません。というか、うちが何をやれるか?というあたりから検討。
    うちのサークルは織姫オペラシアターとは全く別のアーキテクチャなんで、全く別の作品が仕上がるはずです。
  • オケ、合唱団
    基本アーキテクチャはみんな大好き織姫オペラシアターそのまんま。なお、演奏会場でのテロ行為*4については全力でお断りします。
    クラシック系でn発オケのアイデアはあるんですよねー。
  • モダンで洗練された音楽事務所
    日本における音楽事務所、というか芸能ビジネスは旧態依然すぎなわけで、テクノロジーに支援された何かしらモダンな形がありうるんじゃないかと思うんですよねー。
    ただ、テクノロジーって基本自律を支援するシステムなんで、ひょっとしたらこれって作っちゃまずいものなのかも。だとしたら、「作っちゃまずいものだ」という思想を支える哲学を確立したいところ。

*1:「みんな大好きISIS」と同等の意味で

*2:通販でよくある「毎月こんなものが届きます」的アレ

*3:「みんな大好きアルカイダ」と同等の意味で

*4:主にISISやアルカイダがやるアレ。日本でもオウム真理教がやりましたよねぇ。