企画の体制組みのこと、うちの実績を紹介します

なんだかんだ言っても、実績出してない人が何言っても説得力がないという構図は否定できないんですよね。
うちの場合は「企画運営能力ゼロ」という風説を言いふらして回ったどっかの誰かさんのおかげで普通より厳しい状況になってると思います。

なので、うまくいった過去企画(=実績)の座組規模を紹介してみます。

Khronos

大規模作品に限るとうちの復活第一弾。
ストーリーをFlagiolettoさんのチームにお願いして、絵師さんもFlagiolettoさん繋がりでお願いしています。ボカロ調教は根気Pさんにお願いしております。これもFlagiolettoさんからのリクエストの実現。

チームの人数としては6人になるのかな。全体ミーティングってわけにはいきませんでしたが、会える方とは直で会って話を進めていける限界規模になります。東京圏以外の方もいらっしゃるので、日常的に顔を合わせて進めて行くわけにもいかず……

あのときは絵師さんとの連携があまりうまくいかなくて、次からの課題になりました。

ad Bacchum!

ちょうどKhronos終わったかどうか?くらいの時期にTwitterで亜樹さんとお話するようになって、サイトとかお願いしつつ、たしかこの作品から本格的にお願いした記憶があります。
この企画のときは、イラストを春日沙生さんにお願いしてその他デザイン周りを亜樹さんにお願いしました。ちょうどこの企画と前後するくらいの時期で春日さんが商業デビューされてびっくり。

座組としては3人体制。新規の収録や音楽制作がなかったのでこの程度で済みました。

Khronosで残された*1課題だった絵師さんとの連携まわりで、初の成功事案になりました。メインスタッフが全員関東圏だったのでキックオフや打ち上げをリアルで集まって開催できたのも良かったところ。

動画は自家製。とはいえやっぱり華やかじゃない動画ってアクセス数取れないんですよね。動画とかプロモーションまわりが課題になりました。

眠り姫の子守歌(合唱版)→変奏曲集(2つの聖歌)

うちが本格的に回して結果を出したボイス企画という意味では、これが多分初めて。
この企画以前でもボーカル募集をかけたことはあったのですが、いろいろオペレーションがうまくいかなくてお蔵入りになったりしていたので、自分自身としてもこわごわの着手になりました。

リスクの最小化を旨としてスモールスタートを心がけて、眠り姫の子守歌合唱版→変奏曲集(=2つの聖歌)と企画の規模を大きくしていきました。

変奏曲集のアートワークは引き続き亜樹さんにお願いしつつ、変奏曲集から外部の方に動画をお願いするようになりました。たまたまTwitterで知り合ったacockさんに依頼させていただいて、変奏曲集~Magnaの2作品で快く受けていただけました。感謝!
ただ、プロモーション面ではまだまだ課題が残ったという認識です。昔に比べてまず「見てもらう」ための壁がとても高くなっていて、なかなか大変です。

変奏曲集あたりで10人~程度の体制だったと思います。

Magna Solemnitas

いよいよ長期企画での多数ボイス起用にチャレンジ。とはいえ長期企画は難しいと言われている通り、降板者とかコンタクト途切れた方とかけっこういらっしゃいました。合唱企画の形にしたことでリスク回避がある程度効いてなんとか形にできましたが、結果はけっこう薄氷の世界。このへん、まだまだ考え抜いていかないとですね。

Magnaからはプロモーションまわりも力を入れていくことにしました。矢野芳典さんにお願いしつつ、途中からはみやびさんも手伝ってくださいまして、プロモーションに関しては出発点には立てたと思います。まだまだ課題は残っていて、次期企画(人魚姫)で実績を作るべくがんばっていきたいところ。

ただ、この規模になると企画メンバーに関東圏以外の方も多数含まれるようになるので、キックオフや打ち上げを開催しづらいあたりがちょっと苦しいところ。遠隔地含めたキックオフや打ち上げ、うまくやれる方法考えて行きたいです。

座組としては20人以上の体制。いまの自分のスキルだと、これ以上の規模では一人一人にきちんと目を配る企画運用はちょっと難しいかもしれません。

そして未来企画:人魚姫(コードネーム)

まだ座組の規模も見えてませんが、うまく回せるようにがんばっていきたいです。以前からの課題を積み上げていくと、今回はプロモーションが大きな課題かな。
Magnaのときは歌以外について高コスト体質で運用回したところもあるので、人魚姫ではある程度のコスト削減も考えて行きたいところ。お金をかければ結果が出るといっても、かけたお金以上の結果がある程度読める状況にできないとお金をかければかけるほど損失額がふくれあがるのも事実です。

*1:実のところ, primenotes/織姫からずっと重い課題でした