文化 vs 市場原理主義

今日のネタは、まずはこちらの連続ツイート引用から。

で。

市場原理主義ってのはあらゆる営みについて交換に用いられる通貨量を用いた1次元の価値以外を認めない考え方なので、結局金回りの前にはあらゆる価値観が等価というわけです。そういう平等さが文化を良いものにするかというと、市場原理主義の信奉者は「良いものにする」と考えてたりします。ですが、市場原理主義って結局共産主義と同じくらい頭でっかちな考え方であって、成立はするかもしれないけど人間性の根幹を忘れていると思うんですよ。
そういう意味で、東浩紀さんの一連のツイートには共感していきたいし、大切な考え方だと思います。

同人音楽ってのは、BtoBのショーケースとして使いこなせる一部のクリエイターを除いては結局スキルの安売りをしないと成り立たない世界だ、ということは明確に認識したほうがいい時代が来てます。とはいえ無制限な赤字を是とすることも活動(=文化)の持続性の意味で良くないし、答えを見つけるのはなかなか難しそうです。

同人ではある程度割り切って「安くても参加してくれる人のスキルは申し訳ないけど安く買います!」でしょうがないんですかねぇ。

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