サークルが同人誌/同人作品を買ってもらう構図に対するマーケティングモデル、とりあえずAIDMAを導入して考えてみましょっか。
- Attention(注意)
- Interest(関心)
- Desire(欲求)
- Memory(記憶)
- Action(行動)
Attentionは「存在を知る」です。知ってもらって、「関心→欲求→記憶」というプロセスを辿って、はじめて「買ってもらう」ことができます。
存在を知られていないサークルなんて、存在しないも同義です。
で、こちら。
【本音】あのね、もう同人即売会「だけ」やって人が集まる時代じゃないの。それでよければ俺そうやっとる。やったらどうなる? 朝一般100人いても閉場時10人しかいない、開始1時間で閑散、当然サークル売り上げ悪い、途中でサークル帰る。そうなんないように人と手間と予算かけて企画入れるのよ
— チャンコ増田@1/31大九州合同祭3 (@chanko_masuda) 2016, 2月 3
@ktgohan そういう状況下で「純粋な同人誌即売会(+コス)」をやって、参加者減少からコスイベメインになって消滅した団体があったりという前例を見るに「とりあえず人を呼ぶ、うまくいけば本買ってもらう」という方策に出たのはまあ戦略としていいんじゃないでしょうか…
— かなでぃあ/あかつきん(極東スタッフ連合 (@akatsukin) 2016, 2月 3
確かに「即売会コンテンツには興味の無い」参加者を増やすことでサークルにとってメリットがあるかどうかは自明ではありません。なんですが、AIDMAのモデルによればその場でのAttentionの可能性を高めることはできます。と考えると、一般参加者が増えること自体はそれはそれで言祝ぐべき話じゃないですかねぇ?
半ば余談ですが「その場でのAttention」の意味合いの強さはイベントによってけっこう違います:コミケはやっぱりここが強いです。M3はもはやほとんど無意味というところまでたどり着いたかな。地方のオールジャンルはその場でのAttention以外で買ってもらえる可能性はゼロですが、トータルの参加者数がコミケより弱いのはどうしようもなく。