批判するなら的を絞ろう

ネット上でアマチュアの人たちがやってる批判って、たいてい的が絞られていないんですよね。
例えば武雄の樋渡前市長絡みだと、こんなまとめサイトがあります。

sites.google.com

「まとめ」が単なる羅列であって補助線引きになってません。一つ一つのページを見ても何が問題なのか、端的な記述がありません。論点が整理されていない、とも言います。その結果、プロのジャーナリストからは一刀両断を食らいました。

2年前の段階では、武雄問題はプロのジャーナリストが扱うには不適切、と認識だったわけです。アマチュアが暴れ回って問題点を並べ立てた結果、問題点をたくさん示すことができるようになったものの、一方でプロのジャーナリストにとってはアンタッチャブルな空間ができました。
今から考えてみれば、アマチュアが暴れてプロのジャーナリストが言及しづらい空間を創り上げてしまったことが、武雄市の樋渡・小松市政を延命させた原因の一つ、とすら言えるかもしれません。

たいていのネット炎上事案でも同様の構図が言えます。例えばこれ。

s-kokuhatsu.seesaa.net

上記ページでは3つの問題点が指摘されています。

  1. デザインフェスタ等の二次創作禁止イベントに二次創作物を持ち込み頒布した疑惑
  2. 刀剣乱舞関連グッズで、ニトロプラスへのアマチュア版権申請書類を提出した後に、書類に記載すべき製品の仕様を変更した
  3. 画像素材集に使われている画像を使用し、必要とされている著作権表示を怠った

ですが、1つめについては当事者からの一刀両断があり、あっという間に根拠が崩れました。*1さらに言えば、持ち込んだからといって頒布したとは限りません。デザフェス等でも二次創作品目の持ち込み(頒布を意図しない)を禁止する規定はないはずなので、糾弾に必要な証拠は「持ち込みの証拠」ではなく「頒布の証拠」です。もっと言ってしまうと、デザフェス会場内での二次創作頒布は「契約違反」ではありますが、刑事罰を伴う法律違反=犯罪ではありません。

2つ目については、そもそも文中で論旨が揺れています。製品の仕様を変更して別製品になるのであれば、当初の仕様の製品と後の仕様の製品では点数制限(200点)がそれぞれにかかりますので、後者の申請は「当然通ります」。別製品にならないのであれば、点数制限の問題はありますが「通算200点」になるはずなので前者の製品を生産していないならば問題ありません。貴方の言いたいのはどっちなんでしょうか?

3つ目が真の問題です。これは言い逃れのしようがありません。というわけで、本来はこの問題に的を絞るべきなのです。

批判に社会を動かす力を持たせたいなら、真の問題をピンポイントで突きましょう。真に力強い主張はシンプルな表現ができるはずで、長々しい批判が必要な局面ってのは、多分批判のターゲットを絞り切れていないのです。

*1:この件についても、実は当事者の説明が真に正しいか?という疑問があります。ですが、「嘘だ!」と決めつけるのにも証拠は必要です。

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