マナーやモラルを背景にした批判の難しさ

マナーやモラルって、ルールブックじゃないわけですよ。ルールブックになっていれば、それは既にマナーではなくルール。
だから、ある現象をマナー違反と見なすには、明確な根拠がどこにもないわけです。だけど、マナー違反だと感じる行いってのは確かに存在していて、架空の産物ではない。

マナーやモラルは人の思いのなかにあるからこそ、マナーやモラルを背景として誰か/何かを批判する行為は「私はこう思う」の領域から出て行くことができなくて、心情に訴えて多数派工作をする以外での方法では説得力を持ち得ないのでしょう。

 

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