メールタイトルのこと。ひとつのマナーとか、技術とか。

今回の同人ミサの募集では、応募メールのタイトルに「同人ミサ」の文字列を入れてもらってます。
このアプローチは音系同人だと事実上マナーと化してるのでしたっけ?

私個人としてはマナーの問題というより、純粋に技術的な問題と捉えて今回の応募ルールに入れてます。
というのは、前回の合唱企画では応募メールがSPAMと誤認識される事故があったんですね。うちは全部GMailに一本化してる*1ので、誤認識起きちゃうとSPAMをひっくり返さないと気づけないんです。
なので、今回はフィルターをかけて「同人ミサ」とタイトルに入ってるメールはSPAM認識しない&同人ミサのタグを自動的につける、という運用にしてあります。

昨日(今日?)頂いた応募メールでこの運用が役立ちまして、メールを開いたところGMailからのお知らせとして「このメールはフィルターがかかっているのでSPAM扱いから除外します」って表示がありました。
おかげで応募メールがSPAMに入り込むことなく対応できました。ルールを守ってくださる応募者さんの皆さんに、大感謝です。

で、ちょっとした昔話。

20世紀、まだインターネットが技術者や研究者の独占物だった時代は、Subject(題名)に自分の名前を入れたら怒られました。そういうことはやっちゃいけない、と。昔は回線も細かった(いまの3G回線レベルで夢の高速回線扱い)ので、メールのFrom: ヘッダーに名前が書かれている以上、Subjectで追加で名乗る必要はないというお話でした。
さらに時代をさかのぼるとUUCPとかの時代で、回線自体が細い上にメールが配送されるのは1日数回に限られる文化。この時代って、Subjectに日本語使うと怒られたんじゃなかったかな……*2返信メールへの全文引用なんてとんでもない、の世界。

でも、回線太くなればマナーは変わるわけで、いまや返信メールではむしろ全文引用のほうがビジネスマナーになりました。たしかにMbps単位の回線が当たり前のように手に入るなら、全文引用自体は大した問題じゃないです。
メールのSubjectで名乗る習慣って、出自は何なんでしょうねぇ。まえから疑問には思ってるんですが、未だに答えにたどり着けてません。

*1:Androidのスマホ入れる準備みたいなもんです。

*2:そもそもUUCPの時代にメール本文で日本語使えましたっけ?