フルスタック同人屋、というコンセプト

IT業界では、近年「フルスタックエンジニア」というコンセプトが上がってきています。
要は「何でもできるエンジニア」ということで、サーバの設定からアプリケーションの実装、さらにWebのデザインから技術営業に至るまでなんでもやりますよ、という人たちのことです。

「何でも屋=何もできない屋」と言われることもありますが、幅広い知識を持っているということは目前の問題に対する適切な答えを多くの分野から見つけられるということでもあって、ベンチャー企業やそれっぽい企業でもてはやされるようになってきました。

それに対抗?して、「フルスタック同人屋」って表現を提唱してみます。
「同人で必要なことは基本何でもやりますよ」的なコンセプトで、小説や歌詞書きから絵師、音屋から歌い手、動画編集やら同人ソフト開発、さらにはコスプレ衣装制作から即売会主催やスタッフに至るまで何でもこなす人を「フルスタック同人屋」と呼びたいです。

私自身もかつて同人の世界で目指していたロールでした。だいたいのことは体験してきました。私はもう一度音楽の専門性に戻っていこうと思ってますが、もちろん専門性があってこその多様性。フルスタックの経験を積んできたことがムダになっているとは思えません。

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