オーケストラの書き方って、あんまり知られてないんじゃないかな……と思うことがあります。
せっかく多くの色が用意されているパレットが目の前にあるんだから、使いこなしたいですよね。
いろいろな作曲家の音を学ぶのが一番なんですが、基本戦略は以下の2つ。
- 弦楽合奏をきちっと書いて、管楽器で色を足す
- 欲しい響きを一から作っていく
前者だとドイツ系の音になります。後者だといろいろな音が出せます。
オーケストラ作曲の世界では響きを塗り重ねていく感覚が大切で、絵と同じだと思うんですよね。絵でもハイライトとかに色を足したりするじゃないですか?音楽でそれをやるんです。
ピアノの場合はここまで手の込んだことはできないですよねぇorz 打ち込みだとなおのこと。……生演奏だと、ある程度は何とかなります。楽譜段階で「こう書けば、ピアニストならこういう演奏をしてくれるだろう」とピアニストの心理を逆算して書くことになりますけど。
なお、打ち込みオケの場合と実演想定の場合では、同じオーケストラでもいろいろ違いがあります。
特に後者はアマチュア奏者とプロ/ハイアマチュア奏者のどちらを想定するか、でもいろいろと違いが出てきます。このへんの感覚を持つには、現場経験積まないとどうにもならないところだと思うんですよね……
なお、現在同人界隈で最も簡単に現場経験を積めるのはオータムリーフ管弦楽団の模様。東方オケもそれなりに行けるのかな?