世の中、Webサイトのあちこちに広告がついています。
この広告、実は単にバナー貼っただけではなくて、ものすごくハイレベルな技術が投入されています。
- 誰がアクセスしている?アクセス者の属性は?
- 属性に見合う広告は何?
- 広告を貼る人にとって最大限の利益が出る広告はどれ?
- 広告オークションシステム
- 当然、何の広告が表示され、それに対してどれだけのクリックがあったかは保存されなければならない
- しかも、これをごくわずかな時間に行わなければならない。オークション入札に使える時間はわずか数ミリ秒(!)、広告システム全体で10ミリ秒(!)
一方、音系同人界隈の応援リンクって、普通はバナー貼っただけですよね。
当然ある程度の広告効果はありますが、全くフィードバックはありません。どの広告が何回クリックされたかなんか分かるわけがないし、もちろんアクセス者の属性を反映するなんて無茶です。
なので、このあたり改善できるところがないですかねぇ?とこのごろ考えています。
もちろん、音系同人界隈にフルスペックの広告テクノロジーを突っ込もうとは思っていません。が、広告業界から学んでやれることはあるはず。
既にやったこと
まずは応援リンクを簡単に管理できる仕組みから。
Magna Solemnitasのサイトに貼っている応援リンクは、Google Spreadsheetにサイト名/企画名、リンク先、バナーURLを並べて、そこからデータを取る仕組みにしてあります。
Google SpreadsheetからJSONでデータを取ってくるCGIを作って、それとJavascriptを連携させています。もちろんJSONPでやったほうがスマートですが、作った当時JSONPがよく理解できていなかったので、簡単にこんなアプローチで。
これからやりたいこと
応援リンクがクリックされた数を自動でカウントして、企画管理者にフィードバックできる仕組みを作りたいです。
応援リンクをランダムに並べ替えて、どの応援リンクも平等に扱える仕組みを作りたい。そして、表示位置とクリック数の関係も見てみたいです。
やらないこと&やっちゃいけないこと
あんまりリッチな仕組み作っても管理しきれませんし、このへんはやらないつもりです。
- 自動投稿システム:何を投稿されるかわかったもんじゃありません。何のデータを書いているか分かっているからこそ、この手のシステムが正常に動作します。
- オークションシステム:同人の応援リンクに市場原理を持ち込むつもりなんかありません。それは持ち込んではいけないものです。