企画構想:交響曲第6番と、合作の歴史

人魚姫の次の企画。
まだまだ先の話なんですが、とりあえずネタだけ考え始めてます。

今度は「交響曲第6番」ってタイトルをベースに、大規模な歌物語やろうかなー、と。
3管くらいのオケ+合唱+独唱・語りベースで、80分くらいの感じで。

てわけで合作してくださるシナリオライターさん募集なうです。

とだけ書いてもあんまり意味がないので、自分のサークル/プロジェクトで作品の根幹のコラボレーションをどう取り組んできたか、という話を語ってみます。

primenotes

これは私がオーナーとして回していたプロジェクトではなく、私が参加者として参加していたプロジェクトです。

演奏と運営のコラボレーションで、私が演奏側を担当していました。ただ、やっぱり色々と問題あるんですよね。「primenotesと手を切ったら○○さんと会わせてあげるよ」みたいなセリフを吹き込む誰かさんが出てきたり、他分野のクリエイターさんとの活動が継続的に成り立たせられなかったり、果ては私がprimenotes以外でやっていたプロジェクトを妨害仕掛けてきたり*1

DVERGR

私がコラボ系で動かした企画の中では、一番ライトウェイトだったなー、と思うところです。laudeseの沢水遥奈さんとがっぷり組んで、「沢水遥奈ピアノ作品集」をリリース。

企画自体のイメージソースは志方さんのKalliope(ピアノ曲のほう)ですが、ガチ技巧屋ががんばるとなかなか面白いことになるなー、と思ってみたり。技巧の使い道って、派手な技巧をぶちかますだけじゃなくて、白鳥の水の中みたいな使い方もあるんですよね^^

織姫オペラシアター

これこそ本質的に最大規模のコラボ企画。元々のアイデアは「オケはある=オータムリーフ管。絵はたくさんいる。舞台芸術は多分何とかなる。歌はいくらでもいる。シナリオもいくらでもいる。合わせたらオペラやれるじゃん!」です。

ですが、自分が持っている専門性はオケまわりと作曲まわりだけ。演劇的要素なんかからっきしでしたし*2、合唱も駄目駄目。

というわけで他の専門性を持っている方とのコラボレーションで企画を組んでいったのですが、自律性を高めていくと、どうしてもコントロールしづらくなるんですよね。織姫はインセンティブ設計が色々うまくいっていない部分もあって、結局組織丸ごと自壊です。

織姫崩壊寸前には個人情報の持ち逃げとかの「……いくら道義的には最高経営責任者の問題とはいえ、現場的にはやってる側の問題だろ!」と言いたくなる事案も色々と立て続けに起きて、その後色々とドンパチが起きたのは皆様ご存じの通り。

じゃあコラボレーションなしでやれるかというと、私のスキルはオーケストラとピアノの作曲、ピアノの演奏、そして仕事でやっているプログラミングだけ。それだけじゃ同人CDは事実上無理です。なのでコラボレーションを避けることはできなくて、今後に繋がっていきます。

Khronos

事実上の復帰第一作。シナリオやアートワークはflagiolettoさんの繋がりに全部頼って運営していました。ボカロの調声を根気Pさんにお願いできたり、これはこれで面白いコラボレーションでしたが、なにせこの手のスキームでの第一作ってこともあり、自分自身としては反省点も山積みだったかなー、と。

ただ、オーケストラ作曲としては今から見てもそこそこ良い感じで書けてたとは思います。

AKITOLETさんとのコラボレーション

Khronosの次からかな。アートワークを継続的にAKITOLETさんにお願いできる環境ができました。織姫やそれ以前も含めて、自分がやってきたプロジェクトでアートワークまわりの手配は本当に苦戦してきたので、この枠組みができたのが本当にありがたいところです。

今後も発展的に、win-winの関係をうまく作れるように未来を見ていきたいところ。

Magna Solemniats

コラボレーションって意味では、Khronosの直系です。世界観や歌詞をAKITOLETの亜樹さんに全面的にお願いしてプロジェクトを進めてきました。

規模が大きくて亜樹さんには色々苦労かけてしまったな……というのが第一印象ですが、少なくとも作品は良いものを作ることができました。

人魚姫と未来

シナリオは作品ごとにどなたかにお願いしつつ、アートワークは亜樹さんに色々お願いしていく、という流れが今後も続きそうです。
サイトまわり、Magna~からはテクノロジー的な側面を私が担当、デザインまわりを亜樹さんに担当というパターンが出始めていて、この路線も追い込んでいきたい所存。

*1:織姫に対しても協力的ではなかったですし、花祭に関してはあからさまな妨害として評価してもいいレベルの事案が複数あります。少なくともprimenotesの当時の行動は花祭にとってニュートラルよりはマイナス寄りでした。ただ、ビジネスとして見るなら自分の支配下にある人が活動するprimenotesと無関係な企画を潰そうとするのは当たり前なんですが、それこそ「口を出すならカネも出せ」事案です。

*2:織姫始める前は、そもそも小劇場演劇見に行く習慣すらなかったです。

カテゴリーblog