同人の頒布活動って、特に非商業的なサークルの規模だと、購入すなわちサークル主の活動への支援という構図があるように思うのですよね。
というわけで、騒ぎになってるドローン配信者が逮捕された事案と、容疑者の活動を支援してきた大人たちの存在。
法的な話は抜きにして*1、反社会的行為を支援するってのはそもそも反社会的です。
なんでドローンが反社会的かという話は、そもそも主催者が「やるな」と言ってることをやろうとしてるって時点でアウトでしょう。*2
川崎の葬式凸配信事件とか、モラル的にダメなんですよね。モラルはルールじゃないから「なんでダメなのか?」と言われても明確な理由を返せませんが、こういう行為が「ルールで禁止されていないからOKだ!」になってほしくありません。
そもそも今回の件で支援をしてきた人には、(たとえ法律上の問題にはならないとしても)猛省を促したいです。
じゃあ、支援全体にそういうリスクがあるのか?と考えると、多分それもまた違っていて。
一昔前にはなりますが、ぱにょさんの青少年健全育成条例違反事件。アレは言うまでも無く犯罪ですし、十分に信頼できる情報によれば有罪判決にまで至っているようなので、アレは反社会的行為と見なして問題ありません。*3
なんですが、彼のやった反社会的行為の責任を彼(ロマリア含)のCDを買った人も負うべきか?それはたぶん違うでしょう。そもそも彼はああいう反社会的なことをやる、という前提でCDを買った人はそうそういないでしょう。
さらにもう一段進めて。創作者は既に反社会的行為をやっていて、今後も犯し続けることは多分確実だ、と思われる状況下で、その創作者が制作していて反社会的行為そのものには直結しないような作品を購入することは反社会的な支援行為でしょうか?
ここまで行くと、個人的にもちょっと悩みます。暴力団絡みだと全てのメリットの供与行為が反社会的ってことになりますが、それはそれで「やりすぎ」だと思うんですよね……社会的追放が必ずしも良いことではなくて、暴力団メンバーにも反社会的ではないまっとうな生業を身につけてもらうのが一番ではないか、と。