2015-秋 M3 お品書き

さて, 2015年秋M3のお品書きを作りました。

スペース番号

今回のM3のスペース番号は、コ-23ab となります。2SPを押さえてみました。

今回は旧作中心の頒布体制ということで、多くの作品をずらっと並べて試聴いただける形にする予定です。

Harmonie Chromatique 作品

もう恐&M3新作:Sis clavire magica! (500円)
 魔法少女まどか☆マギカ ピアノ「演奏してみた」CDです。
 JASRACが絡む作品のため生産量を抑えております。増産については現時点で計画ありません。売り切れたら終わりです。

2015春M3作品:Magna Solemnitas(1000円)
 コードネーム:同人ミサ。大合唱と大オーケストラによる壮大な調べをお楽しみください。あまり在庫が潤沢にはありませんので、お早めに!こちらは売り切れたら増産について検討します。
2014秋M3作品:変奏曲集(1000円)
 Magna Solemnitasで重要な役割を果たす聖歌2曲をもとに、作品を作ってみました。Magna~との同時購入を全力でお勧めします。

2014春M3作品:ad Bacchum! (1000円 * 2)
 同人活動10周年記念のベスト盤。ピアノCDとオーケストラCD各1000円に加えて、今回はイベント頒布ですので2枚同時にご購入頂いた皆様へは特典盤もご用意しております。

ピアノ協奏曲(1000円)
 タイトル通りの作品です。Keyの二次創作な協奏曲と、オリジナルの協奏曲を詰め込んで1枚にしました。

Khronos(1000円)
 IAとKAITOを使ったStory CDになります。こちら、そろそろ在庫が少なくなってきました。売り切れたら500円パッケージの扱いへの移行を検討中。

管弦楽版歌曲集(500円)
 Harmonie Chromatique立ち上げの第1作だったのかな。この作品はもう数もほとんどありませんし、売り切れたら増産の予定はありません。

ピアノで綴る旅の物語(500円)
 ピアノ即興演奏による架空RPGアルバム。こちらについても数はほとんどありませんし、売り切れたら増産の予定はありません。

織姫オペラシアター作品

CAILLINAD(DVD: 1000円, CD: 500円 * 2)
 CLANNADを下敷きにした、織姫演劇団の演劇DVD&ボイスドラマCDです。SF仕立てのCLANNADと思うといいかもしれません。
 CLANNADソナタも音楽に使われています。

織姫・萌えさいと。の旧作

もっと古い作品が少数枚数残っています。そちらについては会場にて!

 

Khronos @ iTunes Store

Distrokid経由で、KhronosをiTunes Storeにお預かりいただきました。順次Google Play, Amazon MP3等でもお取り扱いいただきます。

Khronos

Khronos

  • Harmonie Chromatique
  • Classical
  • USD 9.99

 

日本のiTunesでも購入自体はできますが、お値段が委託ショップより高くなってしまう(たしか1600円くらいで設定されてたかな)ので、基本は送料が高くつく海外向けと位置づけております。

というかUSだと9.99ドルなんですねぇ。CDより安いwww

引き続き他の作品についてもお預かりいただく予定です。
ピアノ協奏曲は二次創作部分を除いた委託となりますので、CDより思いっきり安くあがりそうな予感。

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以下追記。Amazon MP3でも取扱い始まりました。

Amazon.co.jp: Khronos: Harmonie Chromatique

こちらだと日本国内でもショップ委託より安いですね。

作品解説:Khronos プロローグ

さて、お待たせしました。久しぶりのKhronos作品解説記事。前回分は

作品解説:Khronosの聴き方 – Harmonie “Diary” Chromatiqueをごらんください。

 

まずは試聴、1曲目のファンファーレ~プロローグ~インターリュード1の流れを。

まずはファンファーレ。頭の3連符の「ファンファーレっぽい」音と、最後に出てくる「ミ~ファ~ミ~レラレ~」のメロディーがポイントです。
どちらも最終曲後半で戻ってくる素材なんですが、いまはなんとなく聴いておいてください。

 

ファンファーレとプロローグ、インターリュードは(CDではトラック切ってますが)書く側の意識としては繋がっている1曲になります。
プロローグはまず0:03~にメロディー(第1主題)がチェロで出てきます。このメロディーが最終曲の前半からガンガン使われる構図になっていて、ファンファーレとあわせてアーチのような構造になってます。0:56からの弦楽合奏で流れるメロディー(第2主題)は2:51からのクライマックスで回帰する作りになっていて、プロローグの中でもアーチが保たれています。

ちょっと戻って0:44、第2主題が出てくる直前のエピソードは第2主題部のラストでも(第1主題と組み合わさって)1:33に出てきます。ここは一つの区切り、決め言葉みたいな感じですよね。1:42からいよいよ歌の出番。伴奏は第1主題部分の雰囲気でクライマックスまで押し切ってます。

というわけで、単純に聴くとちょっとしたボカロ曲ですが、これだけの伏線を作っておきました。他にも細かい伏線はあるんですが、全部の音を解析するのも単に理論家のお遊びになっちゃうので、blog記事はこのくらいで。

……終曲?AmazonかTokyo Future Musicで買ってください♪

次回は第5曲に仕込んだ伏線回収をご紹介。アーチのちょうど中央の曲になりますが、他の曲との連関もきっちり仕込みました。

動画をごらんいただき、ありがとうございます♪

先日アップさせていただいた「眠り姫の子守歌」ですが、本日時点で367アクセスほど頂いているようです。感謝♪

 

やっぱり歌モノのアクセスは伸びがありますね。
うち的にはピアノとオーケストラが昔からの主戦場で、歌モノはここ最近はじめてみたって感じなんですが、歌モノのほうが人気あるのもわかりますし、今後もちょくちょく手がけていきたいです。
次の歌モノのうp用意も進んでますので、お楽しみに。また今度もKhronos関連です。

 

新作うp * 2

先週~今週で、ニコ動に新作動画を2本上げました。 

1本目はKhronosの第3曲「眠り姫の子守歌」を合唱化。
ちょっと予定より遅くなってしまいましたが、とりあえず http://h-chromatique.hateblo.jp/entry/2013/08/05/211207 こちらの企画はこれにてリリースとなります。お世話になりました皆様、ありがとうございました!

2本目は15年くらい前に書いてた作品を打ちこんで音にした作品です。2番は今のオーケストレーション技術で作り直さないとお聴かせできない代物だったりしますが、4番はなんとかなりそうだったのでお蔵出し^^
田園詩曲全曲の打ち込みはいつか達成したいです。1・3・4・5楽章はとりあえず音符の打ち込み終わってて、あとは2・6・7楽章だけなので半分切ってますし。
なお、田園詩曲の正式タイトルはあくまで「田園詩曲」のほうで、交響曲のタイトルは括弧付なので、そこらへんよろしくお願いします^^

 

作品解説:Khronosの聴き方

作品解説記事、第2弾はKhronosです。

この作品はガジェットをいろいろと詰め込みまくってるので、数回にわけて解説していきます。1回で済ませてぎっしりになると分かりにくいですしね。

てわけで、まずは曲の間の繋がりをどんな形で書いているか、というお話。

Khronosは実は当初の予定より2曲少なくなっているのですが、とりあえず曲のリストをこちらに出してみます。トラック番号とは少々異なりますが、私自身の作曲時のリストはこんな形になってます。

CDとの違いは、各曲の後ろのインターリュードを別トラックにしている曲がいくつかあるのと、4曲目と6曲目が削除されたあたりです。

  1. ファンファーレ~プロローグ~インターリュード1
  2. songe journal~インターリュード2
  3. 眠り姫の子守歌~インターリュード3
  4. (水面に落ちる言葉)~インターリュード4
  5. Seirenes Loreley
  6. (Lei lo volle)~インターリュード5
  7. Luce e Ombra~インターリュード6
  8. 白銀のnoces~インターリュード7
  9. エピローグ

まずは曲の配置。中盤でドラマの中心に来るSeirenes Loreleyを中心に作品全体が対照的に書かれています。インターリュードを切り離すと、「ファンファーレ+プロローグ」と「エピローグ」。合唱曲の「眠り姫の子守歌」と「Luce e Ombra」。3拍子*系*楽章の「songe journal」と「白銀のnoces」。
で、「ファンファーレ+プロローグ」はそのままエピローグに繋がる仕掛けになっている一方、子守歌とLuce e Ombraはハーモニーが対極的。songe journalはあからさまにワルツ(ただし5拍子)、白銀のnocesは3拍子のゆったりした楽章とこれまた対照的。

次に、メロディーレベルの仕込み。聴いて気付かれた方もいらっしゃるかもしれませんが、あの作品はあちこちに同じようなメロディーが出てきます。
まず一番わかりやすいところから。「インターリュード」は全部同じ主題なんですが、あの主題はインターリュードだけではなくSeirenes Loreleyの中間部にも、そして終曲の冒頭にも出てきます。Seirenes Loreley はインターリュードを持たないのでそのかわりなのですが、出てくるタイミングもちょうど真ん中あたりになります。

ファンファーレは同じテーマがエピローグの最後の部分にいろんな形で出てきますし、エピローグ自体がプロローグの続きみたいな書き方になってます。
で、Seirenes Loreley の第2テーマはエピローグの中間メロディーと同じもの。

 次回は、試聴を上げているファンファーレ/プロローグとSeirenes Loreleyを解説します。

秋新作のこととか

さて、日常の暮らしに戻ってきて、秋の新作のお知らせをば。

Harmonie Chromatiqueでは、秋~冬新作として”Khronos”をリリースいたします。
白斗あいりさん(flagioletto)との合同リリースで、フルオーケストラとボーカロイド(IA, KAITO)がストーリーをつむぐ音楽CDとなります。

試聴は特設サイトにて公開しております。

 

ほか、お手伝い系。

orgel waltzさんの新作プロジェクト”ハルモニアコール”さんでHTMLまわりの技術サポートをさせていただきました。

 

今年のM3合わせはこれだけだったかな……。

Khronos、情報公開っ!&動画3本うp。

秋M3新作、”Khronos”の情報を公開スタートしました。特設サイトは http://khronos.h-chromatique.info/ になります。

今回は徳島県のサークルさん Flagioletto との合同制作。他のサークルと合同でやるプロジェクトはDVERGR以来で、なかなか久しぶり。1+1を2どころか3にも4にもできるように、がんばっていきたいです。
今回はうちが音楽担当、Flagiolettoさんがストーリーを担当される流れになります。 

 

今回公開した動画に使っている曲は、全編の頭に流れるファンファーレ。作品の頭に”VOCALOID STORY CD”とついているように、今回ははじめてボカロを使ってみます。どんなことになることやら、楽しみです。


 そして、ニコニコ動画に動画を3本うp。

Chinese Dream ~上海紅茶館

ピアノソナタ第⑨番「こぉるどそなた」 より 第2楽章

VOCALOID STORY CD: “Khronos” 予告編

もっとニコ動/ニコ生積極的に使っていきたいですね。