交響曲第6番:歌詞担当(世界観構築も)募集

すけぼには先日から記事を上げておりますが、こちらでも。

次期企画:交響曲第6番、歌詞担当さん(世界観構築も含む)を募集します。
人魚姫企画の創作ペースが安定しないため、今のままでは人魚姫のほうに多くの人を巻き込むゴーサインを出せない状況とみています。なので、いつまでたっても新作出せない問題を回避しないとまずいので、交響曲第6番のほうを前倒しで進めてまいります。

募集要項、こんな感じです。

企画概要:
 交響歌物語「○○」(交響曲第6番)の歌詞担当を募集します。
 ○○は作品の世界観にあわせてタイトルを確定します。

必要なスキル:
 長編歌詞を書けること。

お願いすること:
 交響曲第6番の世界観を構築し、歌詞を(全曲歌詞先で)創作すること。
 世界観を踏まえたアートワーク担当者の選定やその他作品創作の方向性について、関係者(主にあかみ、リリース前にはアートワーク担当者等とも)と随時コミュニケーションを取ること。
 可能な範囲で宣伝、プロモーションに協力すること。
スケジュール:
 2016年10月末に募集締め切り→11月末に確定
 2017年秋か2018年春にリリース
謝礼:
 ある程度はご用意したいですが、企画規模が大きいため商業でもやっているような方の相場金額に見合うご用意は不可能です。
応募方法:
 akami@amanogawa.to あてにメールください。
 サンプルを添えていただけるとすぐに選考に入れるのでありがたいです。

以下現時点での作品構想メモになります。

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「監視なくして自由なし」と、最近の社会動向のいくつかの話

私が以前から支持している東浩紀さんが語るセキュリティの概念。

基本は「情報自由論」にありますが、その中で語られる重要なメッセージの一つが「監視なくして自由なし」です。例えば第4章など。*1それを良いものと思うか思わないかにかかわらず、「監視なくして自由なし」の方向性は今後も強く進んでいくでしょう。私たちはそういう社会においてどのように良く生きるか、考えなければなりません。*2

いくつかの話題で気になったので、「監視なくして自由なし」と社会の関係性の話を考えてみます。

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2.5次元でやってみたいこと色々

コスプレをはじめとして、身体性を生かすオタク表現でやってみたいことリスト。
現実的に今の自分のスキルやリソースでやれることは「やりたいこと」ではなく「いつかやること」なので、このリストには入りません。何かしら重い問題がある企画だけ。

  • ガチのダンサーを用意してモーションキャプチャーしてデータをMMDに突っ込んで、ボカロをキレッキレに踊らせる*1
  • ロケでコスプレを取り込んだ動画作品作り。以前ある構想で目論んだ「川下りの小舟に出演者乗っけて、ドローンで追いかける」ってシーンの具現化とか。*2
  • 本質的にVRやAR系のテクノロジーを必要とする演劇表現の可能性*3
  • 360度動画。あわよくば水中撮影とコラボ*4
  • 本当にフラッシュなフラッシュモブ*5

*1:ぶっちゃけカネの問題で終わり。Perception Neuronで高品質行けるのか、Kinectのほうがいいのかな?

*2:これだけならドローンは実は必要ないんですが、テクノロジーの無駄遣いはロマンです(キリッ あと、公の場所でのコスプレが必須なのでマナー問題の解決は必要で、マトモにやるなら海外行き?航空法問題もついでに解決できるかな。

*3:カネの問題もさながら、色々現実的な問題がありそう。カネ的には下手すると数百万単位?

*4:これはおそらくカネだけの問題に収斂するけど、そのカネが100万単位というね!

*5:以前参加した某フラッシュモブが全然フラッシュじゃなかったわけで、フラッシュにやってなんぼでは、と思うところ

かつての揉め事についてのご報告1件

先ほど、かつての揉め事について一つの事実がわかりましたのでご報告します。

10年ほど前、私が同人活動で組んでいたスタッフを名指しで、あるサークルから「このスタッフと縁を切るなら、霜月はるかさんと作品を作らせてあげる」という誘いを受けていました。
なのですが、最近になって霜月はるかさんに問い合わせたところ、「そのような枠組みはなかった」ということをお知らせいただきました。
霜月さまにおかれましては、このたびは問い合わせに答えていただきまして感謝いたします。

この件は昔の話ではありますが、ごく最近になって「浦賀船渠ノ航跡」をめぐる一連の問題との繋がりが否定できないことが判明し、改めて調査を進めていたものです。

members3.jcom.home.ne.jp

かつて私が巻き込まれた大きな問題について、浦賀船渠問題に限らず同人界を揺るがした/揺るがしているいくつかの問題との繋がりが否定できない、という情報がいくつか入っており、順次調査に取りかかっております。

当面の間、調査は主に水面下で進めていくことになると思われます。関係者、および関係者の関係者の皆様におかれましては、色々とお伺いすることがあると思われますが、ご協力のほどよろしく御願いします。

一連の問題で私の活動に対する明確な脅迫も頂いております。内容がさほどシリアスなものではないので現時点で警察への通報は控えておりますが、今後他の大きな問題との繋がりが分かった場合、まとめて警察への通報、もしくは被害届けとまでは言わなくても警察をはじめとした当局への情報提供も検討しております。

企画構想:交響曲第6番と、合作の歴史

人魚姫の次の企画。
まだまだ先の話なんですが、とりあえずネタだけ考え始めてます。

今度は「交響曲第6番」ってタイトルをベースに、大規模な歌物語やろうかなー、と。
3管くらいのオケ+合唱+独唱・語りベースで、80分くらいの感じで。

てわけで合作してくださるシナリオライターさん募集なうです。

とだけ書いてもあんまり意味がないので、自分のサークル/プロジェクトで作品の根幹のコラボレーションをどう取り組んできたか、という話を語ってみます。

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APOLLOってどうよ問題:アイデア出してみました

以前から「APOLLOってどうよ?」的な話をしていたわけですが、ちょっと思ったこと。

APOLLOって「売り場」なんですよね。即売会に例えて言うと、APOLLOが運営されることで即売会における設営済みの会場とスタッフが用意されているのと同じです。だけど、即売会ってのは設営済みの会場とスタッフだけあれば成立するものではないわけで、サークル参加者だけではなく「一般参加者」が必要です。
で、APOLLOって一般参加者いないですよね。少なくとも参加者になれない。

即売会での一般「参加者」って概念、単に「即売会に対してコミットしろ」という話じゃなくて、もう一つ重要なのが「一般参加者とサークル参加者(とスタッフ参加者)が同一の場にいることで、そこにコミュニケーションが成立する」ということ。
即売会が単なる売り買いの場で完結するなら、ぶっちゃけとらのあな、メロンブックス、東京未来音楽でいいんですよ。でもそうじゃないですよね?一般参加者にとっても、即売会はそれだけに閉じるものじゃない。質量のある即売会会場に足を運んで、他の質量のある人たちとコミュニケーションして買い物する、それが多分一番楽しいところ。

現状APOLLOに足りないのは、たぶんそこなんですよ。つまりコミュニケーションの場として成立していない。じゃあどうやって成立させるか?
ソーシャルメディアを使うのではダメ。アレは「自分の視界が自分にとって良いようにカスタマイズされている」から意味のあるメディアであって、リアルの質量ある空間とは特性が違います。

というわけでアイデア考えてみました。

APOLLOは売り場としては必要十分です。設営済みの会場とスタッフはそこにいる。では、どうやってサークル参加者と一般参加者を同じ場に配置するか?
リアルの場で配置するのも手ですが、それはAPOLLOの良さが半分くらい消し飛びます。オンラインで何とかやりたい。

APOLLOのサークル&一般向け会場として、みんなでどこかのチャットに集まるのはどうでしょうかね?もちろんネトゲとかでもいいんですが、それはそれでエレファントすぎるんでもう少しライトに。

Skypeだと人数制限ありますし一般公開チャットには適さないと思うので、お手軽さ考えるとどんなインフラがいいのかな。

夏コミ……じゃなくて、Fantiaのお知らせ

もうすぐ夏コミですね。

Harmonie Chromatiqueは落選しましたので、モノの頒布は委託含めて予定しておりません。

といっても何もやっていないわけではなくて、こんなことをはじめました。

fantia.jp

昔からお世話になっているPresence∝fTVAさんと合同で、オンラインサロンをスタートです。
お互いの共通点ということで、ピアノを軸にしたサロンにしました。
まずは作品の解説記事とかを上げていく予定ですが、演奏動画やその他プレミアムコンテンツも予定しています。

本格スタートは例大祭合わせくらいの予定。

情報公開の意味~文脈とか~

「情報公開」とか「隠蔽体質」といった議論をめぐって、最近ちょっと面白い話があったので紹介。
多分同人企画方面に話を引っ張ることもできるとは思いますが、今日の議論はもっと一般的な話で閉じます。

元ネタはこれ。

bylines.news.yahoo.co.jp

そもそもこれ、私は「気象庁が隠蔽を図った・隠蔽体質というわけではない」という立場です。ですが、神田氏は(記事中にもあり当時のtweetで明言あった通り)隠蔽体質を立証しようとした、という立場で取材に乗り込んでいます。
で、「誤予測」を生んだ原因というのが、そもそも「高度利用者向け」の情報が一般向けに「漏洩」(あえてこう言います)したのが原因なんですね。

日本のスマホアプリやPC向けアプリで緊急地震速報を流す場合、おそらく大半が高度利用者向け情報をもとにした情報が元になっています。ただ、高度利用者向けってのは「高度」と言う通り、情報の文脈をちゃんと分かっている人、つまりどういう場合にどういうエラーが発生し、どういう誤りが発生しうるか理解している人向けの情報です。言い換えれば、誤報による混乱リスクを引き受けてでも大地震発生を一刻も早く知りたい人向け情報。

最近の東京都政をめぐっても、「情報公開」の題目で多くの情報を透明化することが求められています。大阪は一足早く全ての歳出を透明化する仕組みを作りました。
大阪市市政 公金支出情報の公表

なんですが、こういう生データが文脈を持たずに誰からもアクセス可能なのは、補助線って意味ではどうなんだろう?と思うこともあります。

一方で、私はいま本職のほうでデータサイエンスの仕事をやってます。機械学習とかAIとかそっち方面。そういう方向性から見ると、生データを直接いじれるってのは、確かに楽しいんですよね。楽しみだけに限れば、文脈なんかいらないから機械可読なデータを出せと。*1
ただ、じゃあ私がデータをきちんと扱う倫理を持っているかというと、それは証明はできません*2。仕事なら当然マネジメント下にあるのでビジネスとしてのインセンティブが働きますが、私個人の活動にそういうインセンティブは基本ありません。だから、「個人には生データを触らせない」というのは当然理解はできます。

……本来出て来てはダメだろ?と思う生データが出てきた最近の事例、例えばこれですね。これ一般向けに出すのは倫理的にアウトだろって気しかしないんですが……
名古屋市:子宮頸がん予防接種調査の結果を報告します(暮らしの情報)
ただ、データが出た以上データサイエンス方面から見れば宝の山なわけで、あっという間に統計学者たちがよってたかってデータクレンジングに取り組んで、機械可読なデータが一丁上がりしましたとさ。

なんだかんだ言っても、文脈を持たない未整理の生データが一般市民向けに出てくるのは、データサイエンスや細かい分析の民主化には役立ちますけど、一方で文脈を理解しない議論や曲解に巻き込まれる、という結果にも繋がります。
そのあたりの整理をどうやって進めればいいのか、悩みは尽きません。

未来への夢として、大枠としては「中立を放棄した多数のマスコミ(ベクトルの合計としては中立に近いことが望ましい)」と、「マスコミどうしの相互批判(ファクトチェック活動を含む)」あたりを整えていくと、いろいろ機能してくるのかなー?と思うところではありますが。

そういればこれ。

newsofnews.jp

ファクトチェックって「正しい/間違っている」だけではなく、「ミスリード」とか「変節した」とかの判定もしているんですよね。面白い概念だとは思います。

 

*1:ただし結果は世に出せないというやつでもあります:そんな勝手な補助線が世に出ちゃいけないので、結局自己満足にしかならない。

*2:倫理がない、というつもりはないのですが、倫理って証明できるかどうかが一番大切なことなので、証明できないこの手の倫理は存在しないのと同じです